自転車用の最強の携帯ポンプと言えば、個人的にはTOPEAKのターボモーフである。エアゲージ付きで空気圧を確認出来る上、地面に立てた状態で使えるため、ポンピングもかなり楽だ。しかし、その分携帯ポンプの中ではサイズが大きく、フレームへの取り付け位置などが限られるのが難。
やはりエアゲージ付きでポンピングも楽で、ターボモーフより携帯性に優れたポンプが欲しい! …ということでネットを巡ってみたら、TOPEAK『Mini Morph(ミニモーフ)』と、同社ロードモーフのリペアパーツである、エアゲージ付きホース『TRK-RP03』の組み合わせが最高!ぽいことがわかった。
ミニモーフの全長は約26cm、約32cmのターボモーフより6cmも短い。本体も細身で確かによさそう。
やってみた。
2016/03/21 追記:2015年にエアゲージ付きの『ミニモーフG』が登場。それを購入すればこの改造は不要に!(→ミニモーフGのレビューはこちら)
ミニモーフと付属品 (c)Bisoh
とその前に、自分のもう1つの要望は、携帯ポンプホルダーとボトルケージが、取り付けた時に一体となること。ターボモーフは大きすぎてトップチューブにつけるしかなかったが、ミニモーフはボトルケージ部への取り付けもイケることを確認。
しかし、ミニモーフ付属のホルダーは、ボトルケージのボルト穴を使ってフレームに固定出来るものの、垂直に装着されるため、ボトルケージとの共存が出来ない、ということがわかった。
そこでさらに検索してみると、これまたTOPEAKのリペアパーツ『TPD-2C』というホルダーがミニモーフに使えるらしい。これは携帯ポンプ取り付け部がボトルケージの横に出るタイプで、ボトルケージも同時に装着可能なもの。これもまとめて購入して、準備完了。
ロードモーフ用のリペアパーツ、エアゲージ付きのホース&ヘッド TRK-RP03 (c)Bisoh
ボトルケージの横に出るタイプのホルダー TOPEAK TPD-2C (c)Bisoh
そうして我が家にミニモーフが届いた。まずはパッケージを開けて……写真だけ撮ったら、ホース接続部のネジを緩めて外してホースをぶっこ抜く。このオリジナルのホース&ヘッドは全く使われず不憫な気がしたため、一応予備としてとっておいた。
ちなみにこのホースはどちらも伸縮するので、両方を最も縮めた状態にして、オリジナルのホースと同じ長さにTRK-RP03のホースを切断する。「最も縮めた状態」というのが大事。伸ばした状態で切ってしまうと、ホース長が足りなくなるなど悲しい結末が待つ恐れがある。
TRK-RP03(上)とミニモーフのホース(下)。両方縮めた状態 (c)Bisoh
両方のホースを伸ばしたところ (c)Bisoh
この縮めた状態に合わせて切ると、TRK-RP03はかなりホースの付け根に近い位置になるけど、ギリギリ大丈夫。いきなりここまで切るのが怖ければ、少し長めに切って、本体への付け外しと少しのカットを繰り返しながらベストの長さまで調整するといいと思う。
切断が終われば、あとはミニモーフの接続部にTRK-RP03のホースを差して固定するだけ。
作業時間数分の簡単なお仕事でエアゲージ付きのコンパクトなポンプが完成!
エアゲージ付きミニモーフ完成! (c)Bisoh
ホースを伸ばしたところ。使う時はこうなる
ホルダーTPD-2Cを装着。ピッタリ (c)Bisoh
軽くポンピングして無事エアが送出されることが確認出来たので、次はポンプホルダーの装着作業へ。自転車に元々装着していたボトルケージを一旦外し、フレームとの間にポンプホルダーTPD-2Cを挟み、再びネジを締める。自分はダウンチューブの方に取り付けた。
今、使用しているボトルケージは、ミノウラのアルミケージ。これとTPD-2Cを一緒に固定するには、ボルトが15mm以上あると良さげ。実はミニモーフに付属しているボルトが丁度それくらいの長さで使えた。自転車1台で良い場合は、これを使えばOK。
ただし、TPD-2C側には取付用のボルトが全く付属していないため、2台以上同じ構成でミニモーフを装着したい場合、その分のボルトは別途用意する必要がある。
ミノウラのアルミケージとTPD-2Cを固定するにはボルトが15mm以上あると良い (c)Bisoh
アルミケージとTPD-2Cをフレームに装着したところ (c)Bisoh
ポンプホルダー装着もすんなり終わり、クランクやペダルとのクリアランスを一度確認。ホルダーに取り付けられたミニモーフを一番下に下げても特に干渉することはなく、大丈夫そうだ。
この一番下位置の状態で自転車に跨がってペダリングしてみると、ボトム広めのロングパンツだと裾がエアゲージ部分に少し当たるかも、という感じ。ミニモーフを一番上に上げておけば当たらず。ホルダーであるTPD-2Cの固定力がなかなか強く、舗装路ライドくらいの振動ならズリ下がってくることはなさそう。
ミニモーフを一番下に下げてもクランクとのクリアランスは問題なし (c)Bisoh
7気圧まで余裕で入る! (c)Bisoh
最後に肝心のポンピング。ターボモーフと比べた場合、細身でストロークが短い分だけポンピング回数はやや増え、高圧時は少し重い。ただ、気にする差でもないというのが実際のところ。
このミニモーフも地面に立ててポンピング出来るため、すんなり7気圧まで入る。5気圧くらいから多少重くなり始めるものの、真上から体重をしっかりかけてポンピングすれば大丈夫。
そしてやはり、入れながら空気圧がわかるという安心感は絶大。この改造ミニモーフで前後輪の空気を入れた後、2時間ほど乗っても大丈夫だったから、エアゲージの値もそれなりに信頼して良さそう。もちろんフロアポンプのエアゲージに比べたら正確さは劣るだろうけど、緊急用としては十分な性能を達成していると思う。
個人的にはかなり感触が良かったので、そのうちもう1本作って1台に1本常備しても良いかな。付け替えるの面倒くさいからね。
やはりエアゲージ付きでポンピングも楽で、ターボモーフより携帯性に優れたポンプが欲しい! …ということでネットを巡ってみたら、TOPEAK『Mini Morph(ミニモーフ)』と、同社ロードモーフのリペアパーツである、エアゲージ付きホース『TRK-RP03』の組み合わせが最高!ぽいことがわかった。
ミニモーフの全長は約26cm、約32cmのターボモーフより6cmも短い。本体も細身で確かによさそう。
やってみた。
2016/03/21 追記:2015年にエアゲージ付きの『ミニモーフG』が登場。それを購入すればこの改造は不要に!(→ミニモーフGのレビューはこちら)

とその前に、自分のもう1つの要望は、携帯ポンプホルダーとボトルケージが、取り付けた時に一体となること。ターボモーフは大きすぎてトップチューブにつけるしかなかったが、ミニモーフはボトルケージ部への取り付けもイケることを確認。
しかし、ミニモーフ付属のホルダーは、ボトルケージのボルト穴を使ってフレームに固定出来るものの、垂直に装着されるため、ボトルケージとの共存が出来ない、ということがわかった。
そこでさらに検索してみると、これまたTOPEAKのリペアパーツ『TPD-2C』というホルダーがミニモーフに使えるらしい。これは携帯ポンプ取り付け部がボトルケージの横に出るタイプで、ボトルケージも同時に装着可能なもの。これもまとめて購入して、準備完了。


そうして我が家にミニモーフが届いた。まずはパッケージを開けて……写真だけ撮ったら、ホース接続部のネジを緩めて外してホースをぶっこ抜く。このオリジナルのホース&ヘッドは全く使われず不憫な気がしたため、一応予備としてとっておいた。
ちなみにこのホースはどちらも伸縮するので、両方を最も縮めた状態にして、オリジナルのホースと同じ長さにTRK-RP03のホースを切断する。「最も縮めた状態」というのが大事。伸ばした状態で切ってしまうと、ホース長が足りなくなるなど悲しい結末が待つ恐れがある。


この縮めた状態に合わせて切ると、TRK-RP03はかなりホースの付け根に近い位置になるけど、ギリギリ大丈夫。いきなりここまで切るのが怖ければ、少し長めに切って、本体への付け外しと少しのカットを繰り返しながらベストの長さまで調整するといいと思う。
切断が終われば、あとはミニモーフの接続部にTRK-RP03のホースを差して固定するだけ。
作業時間数分の簡単なお仕事でエアゲージ付きのコンパクトなポンプが完成!



軽くポンピングして無事エアが送出されることが確認出来たので、次はポンプホルダーの装着作業へ。自転車に元々装着していたボトルケージを一旦外し、フレームとの間にポンプホルダーTPD-2Cを挟み、再びネジを締める。自分はダウンチューブの方に取り付けた。
今、使用しているボトルケージは、ミノウラのアルミケージ。これとTPD-2Cを一緒に固定するには、ボルトが15mm以上あると良さげ。実はミニモーフに付属しているボルトが丁度それくらいの長さで使えた。自転車1台で良い場合は、これを使えばOK。
ただし、TPD-2C側には取付用のボルトが全く付属していないため、2台以上同じ構成でミニモーフを装着したい場合、その分のボルトは別途用意する必要がある。


ポンプホルダー装着もすんなり終わり、クランクやペダルとのクリアランスを一度確認。ホルダーに取り付けられたミニモーフを一番下に下げても特に干渉することはなく、大丈夫そうだ。
この一番下位置の状態で自転車に跨がってペダリングしてみると、ボトム広めのロングパンツだと裾がエアゲージ部分に少し当たるかも、という感じ。ミニモーフを一番上に上げておけば当たらず。ホルダーであるTPD-2Cの固定力がなかなか強く、舗装路ライドくらいの振動ならズリ下がってくることはなさそう。


最後に肝心のポンピング。ターボモーフと比べた場合、細身でストロークが短い分だけポンピング回数はやや増え、高圧時は少し重い。ただ、気にする差でもないというのが実際のところ。
このミニモーフも地面に立ててポンピング出来るため、すんなり7気圧まで入る。5気圧くらいから多少重くなり始めるものの、真上から体重をしっかりかけてポンピングすれば大丈夫。
そしてやはり、入れながら空気圧がわかるという安心感は絶大。この改造ミニモーフで前後輪の空気を入れた後、2時間ほど乗っても大丈夫だったから、エアゲージの値もそれなりに信頼して良さそう。もちろんフロアポンプのエアゲージに比べたら正確さは劣るだろうけど、緊急用としては十分な性能を達成していると思う。
個人的にはかなり感触が良かったので、そのうちもう1本作って1台に1本常備しても良いかな。付け替えるの面倒くさいからね。
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