以前の話だけども、ピストを車にバラして積んだ際に、そのホイールであるMavic Ellipseのハブ軸を留めるフランジナットを1つ紛失してしまった事がある。幸い、帰り道かつ自宅に予備もあって難を避けられたのだけど、その時から「もし行った先で紛失したら、ホームセンターで規格があうナットを買って応急処置する必要があるなあ」となんとなく考えていた。
そうなると予めそのボルトやナットのサイズを知っておく必要がある。直径だけ合っていてもネジ山のピッチが合わない物を無理やり使ったらネジ山をナメて二度とパーツやフレームが使えなくなってしまう。
今は新型コロナウイルスの影響もあって少し時間に余裕がある(=仕事が減った……)ので、これを機にピッチゲージとナット&ボルトゲージを買って、自分の持っているパーツのネジ径などを測ってみることにした。
ボルトやナットには、メートル規格とインチ規格があることがボンヤリとわかってはいたので、それらをアマゾンで注文。いろんな種類があったけれど、今回は手始めと言うことで、検索の最初の方に出てきたものを選んだ。
ピッチゲージはミリ用インチ用ともにシンワ測定製。どちらも1,000円前後の価格。各ゲージが幅広で、内径が小さなナットのピッチ計測は出来ない。ボルトの計測にはもちろん問題ない。金属製で摩耗にも強そう。自分のような素人の使用頻度なら、一生使えそうな気がする。
ナット&ボルトゲージは新潟精機製。こちらは樹脂製。目盛りも太くて若干のアバウトさを感じるが、そもそも安かった(購入時:税込588円)ので、何も文句なし。こちらも小さなナットの内径を測れない点がやや難。シンワ測定にも同様の製品があり、後でよく見たらそちらはミリインチ換算表がプリントされている。そっちの方が良かったかも…。
まずは冒頭に書いたホイール「Mavic Ellipse」のハブ固定用フランジナットから。ナットの内側にギリギリピッチゲージが収まった。ネジ山のピッチは1.0mm。
そして内径を測る。ピストのハブナットの規格は内径9mmと10mmがあった気がするんだけど、このナット&ボルトゲージはインチ表記しかない。んーと思いつつやってみると「3/8」にピタっと嵌った。ミリ表記にすると9.525mm。ネジの山の分を入れると、規格としては10mmが適合する。
次に、カンパニョーロのリアディレイラーのワイヤー調整用ボルト。妙に細かいネジ山が気になっていたやつ。折れやすいんだよね…。これのネジ山のピッチは0.5mmだった。ナット&ボルトゲージで長さも計測すると、0.5インチと出た。
他に測ったのはボトルケージ用のアルミボルトなんだけど、ここで謎が。こいつはナット&ボルトゲージでは「10」の穴がなんとなくピッタリめ。でもちょっと緩い。それにしても「10って何?10ミリにしては径が小さすぎる。何の数値だろうか…」となってしまった。
調べるとインチ規格で「#10」と言うもののネジ径が「4.8mm」とあるので、ゲージの方はこれにあたる模様。しかし、ノギスでボルト自体のネジ部直径を測ると約4mm。ネジ山のピッチが0.8mmなので、このボルトはメートル規格の「M4」だ…となった。
今までなんとなくで、こういうミリ単位の各部サイズは把握していなかったけれど、ステムやハンドルなども含めて、自転車はM5、M4と呼ばれるボルトを使う部分が多い。そんなわけで、M5以下の外径を測れないこのナット&ボルトゲージは、自転車用としては物足りないことがわかった。
しかし、ネジは調べていくと本当に様々な種類がある。ただし規格もちゃんとしていて、M4、M5などのMがつくものは、メートルねじとしてネジ山のピッチも統一されているようで、それさえわかっていればホームセンターでもすぐに適合したものを選択出来る。計測はもちろん大事だけれど、もっと基礎知識も仕入れておかねばと思った。
そうなると予めそのボルトやナットのサイズを知っておく必要がある。直径だけ合っていてもネジ山のピッチが合わない物を無理やり使ったらネジ山をナメて二度とパーツやフレームが使えなくなってしまう。
今は新型コロナウイルスの影響もあって少し時間に余裕がある(=仕事が減った……)ので、これを機にピッチゲージとナット&ボルトゲージを買って、自分の持っているパーツのネジ径などを測ってみることにした。
ボルトやナットには、メートル規格とインチ規格があることがボンヤリとわかってはいたので、それらをアマゾンで注文。いろんな種類があったけれど、今回は手始めと言うことで、検索の最初の方に出てきたものを選んだ。
購入したもの
ピッチゲージはミリ用インチ用ともにシンワ測定製。どちらも1,000円前後の価格。各ゲージが幅広で、内径が小さなナットのピッチ計測は出来ない。ボルトの計測にはもちろん問題ない。金属製で摩耗にも強そう。自分のような素人の使用頻度なら、一生使えそうな気がする。
ナット&ボルトゲージは新潟精機製。こちらは樹脂製。目盛りも太くて若干のアバウトさを感じるが、そもそも安かった(購入時:税込588円)ので、何も文句なし。こちらも小さなナットの内径を測れない点がやや難。シンワ測定にも同様の製品があり、後でよく見たらそちらはミリインチ換算表がプリントされている。そっちの方が良かったかも…。
いくつかの自転車用ナット&ボルトを計測してみた
どのゲージも細部の使い勝手がどうこうって物ではないので、早速計測してみた。まずは冒頭に書いたホイール「Mavic Ellipse」のハブ固定用フランジナットから。ナットの内側にギリギリピッチゲージが収まった。ネジ山のピッチは1.0mm。
そして内径を測る。ピストのハブナットの規格は内径9mmと10mmがあった気がするんだけど、このナット&ボルトゲージはインチ表記しかない。んーと思いつつやってみると「3/8」にピタっと嵌った。ミリ表記にすると9.525mm。ネジの山の分を入れると、規格としては10mmが適合する。
次に、カンパニョーロのリアディレイラーのワイヤー調整用ボルト。妙に細かいネジ山が気になっていたやつ。折れやすいんだよね…。これのネジ山のピッチは0.5mmだった。ナット&ボルトゲージで長さも計測すると、0.5インチと出た。
他に測ったのはボトルケージ用のアルミボルトなんだけど、ここで謎が。こいつはナット&ボルトゲージでは「10」の穴がなんとなくピッタリめ。でもちょっと緩い。それにしても「10って何?10ミリにしては径が小さすぎる。何の数値だろうか…」となってしまった。
調べるとインチ規格で「#10」と言うもののネジ径が「4.8mm」とあるので、ゲージの方はこれにあたる模様。しかし、ノギスでボルト自体のネジ部直径を測ると約4mm。ネジ山のピッチが0.8mmなので、このボルトはメートル規格の「M4」だ…となった。
今までなんとなくで、こういうミリ単位の各部サイズは把握していなかったけれど、ステムやハンドルなども含めて、自転車はM5、M4と呼ばれるボルトを使う部分が多い。そんなわけで、M5以下の外径を測れないこのナット&ボルトゲージは、自転車用としては物足りないことがわかった。
まとめ
ひとまずは、こうして自分が使っているパーツに使われているナットやボルトのサイズを調べる事が出来たので満足。小さなナットも測れるピッチゲージと、もう少し精度が高く計測範囲が広いナット&ボルトゲージも追々手に入れたい。しかし、ネジは調べていくと本当に様々な種類がある。ただし規格もちゃんとしていて、M4、M5などのMがつくものは、メートルねじとしてネジ山のピッチも統一されているようで、それさえわかっていればホームセンターでもすぐに適合したものを選択出来る。計測はもちろん大事だけれど、もっと基礎知識も仕入れておかねばと思った。
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