6月28日の全日本ロード1日目、男女の最若年世代のレースが終了し、次は男子ジュニアと男子U23がスタートする。男子ジュニアは126.4km、男子U23はググっと距離が伸びて173.8kmと過酷さが増す。スタート時間は男子ジュニアの方が5分遅いのだけど、ゴールは男子U23より早いので、はじめに男子ジュニアを書く。
個人的に馴染みのある選手として、EQADS(エカーズ)に所属し、昨年の全日本U17+U15チャンピオンである石上優大選手(横浜高)、橋詰丈選手(昭和第一学園高)、小山貴大選手(前橋育英高)あたりに注目した。実のところ自分もこの世代の選手の名前はあまり知らないので、こうやって知っている選手を中心に見る方がレースもわかりやすかったりする。
スタートラインに並んだ男子ジュニアの選手達 (c)Bisoh
男子ジュニアスタート (c)Bisoh
男子U23がスタートした後、ほどなくスタートした男子ジュニア。1周目は集団が1つのまま静かに展開。2周目に徳田巧選手(北桑田高)などの逃げが決まる。確か5-6人くらいいた。
この徳田巧選手は、先程紹介した徳田鍛造選手の弟。間に優(すぐる)選手がいて3兄弟の末っ子、というまさに自転車兄弟。しかもみんな強い、とんでもない兄弟である。
補給所の前を通過していく選手達 (c)Bisoh
余談だけれど、この2つのレースが並行して進むのがクセモノで、少々各レースの展開が掴みにくい。特に男子ジュニアは大学生も混じっており、彼らが単独になったり、彼ら主体の小集団が出来たりするとゼッケンまでしっかり見ないと男子U23の選手と区別がつかないことがある。
ただしゴール前は実況放送があるため、その近くにさえいれば展開は掴みやすい。観戦が初めてだったり、この世代に馴染みのない人などは、ここにいることをオススメしたい。全日本は日曜日のエリートレースがお目当ての人が多く、この日はゴール前の路肩にも比較的余裕がある。
なお、いかにも物知り風に書いてるけど、知ってる選手以外は通過後に撮影した写真を見て、ゼッケンや顔を確認してるだけ(笑)。写真は現地観戦その時すぐにも役立って便利。
昨年のチャンピオン・石上優大(横浜高)らが上りをこなしていく (c)Bisoh
6周目に10数名の先頭集団が形成されてレースは後半へ (c)Bisoh
後続集団が草原を横目に上っていく (c)Bisoh
先述の小集団は4周目が終わる頃に吸収、6周目には13名の先頭集団が形成されて終盤になだれ込んで行く。石上、小山両選手もこの中にいた。
小山選手は途中で仕掛けたが決まらなかったようだ。橋詰選手は後ろの集団から単独で追い上げていたのか、一人旅になっていた。いずれにせよ彼らにとって少し厳しいレースになっている雰囲気が見てとれた。
南大隅高の冨尾と水谷、明治大の松本が積極的に前に出る (c)Bisoh
単独で先頭の選手達を追う橋詰丈(昭和第一学園高) (c)Bisoh
照りつける太陽の下、先頭集団が行く (c)Bisoh
一方でレースを前へ前へと展開したのが南大隅高の水谷翔選手と冨尾大地選手、そして明治大の松本祐典選手。上りの定点で見ている限りは毎周回、先頭集団の前方に位置しており目立っていた。
最終周回(8周目)ではこの3人が上りで後続を突き放し、最後は南大隅高の2人を置き去りにして松本祐典選手が単独でゴールした、らしい。桑の実をモグモグ食べてのんびりしていたら周回数え間違えてもうゴールしてた…。
今回勝利した松本選手は2012年の男子U17チャンピオン。しかしそれ以後は脚に故障を発症し、だいぶ苦しんだそうだ。そんな選手が2年越し、世代を1つ上げて再びナショナルチャンピオンに輝いた。おめでとう!
2-3位は水谷選手と冨尾選手の南大隅高コンビが入った。勝者の平均時速は36.25km/h。当たり前だけど、世代が上がるとだんだん速くなってくる。
最終周回の上り、水谷翔と冨尾大地(南大隅高)、松本祐典(明治大)の3人に絞られる (c)Bisoh
先頭を追う集団 (c)Bisoh
水谷翔と冨尾大地(南大隅高)、松本祐典(明治大)が目の前を通過していく (c)Bisoh
チャンピオンジャージを着てポディウム中央に立つ松本祐典(明治大)。高校生の2人も頑張った (c)Bisoh
次は土曜日のクライマックス、男子U23。
どんどん記事を書かなければ7月も終わってしまう(汗)!
個人的に馴染みのある選手として、EQADS(エカーズ)に所属し、昨年の全日本U17+U15チャンピオンである石上優大選手(横浜高)、橋詰丈選手(昭和第一学園高)、小山貴大選手(前橋育英高)あたりに注目した。実のところ自分もこの世代の選手の名前はあまり知らないので、こうやって知っている選手を中心に見る方がレースもわかりやすかったりする。


男子U23がスタートした後、ほどなくスタートした男子ジュニア。1周目は集団が1つのまま静かに展開。2周目に徳田巧選手(北桑田高)などの逃げが決まる。確か5-6人くらいいた。
この徳田巧選手は、先程紹介した徳田鍛造選手の弟。間に優(すぐる)選手がいて3兄弟の末っ子、というまさに自転車兄弟。しかもみんな強い、とんでもない兄弟である。

余談だけれど、この2つのレースが並行して進むのがクセモノで、少々各レースの展開が掴みにくい。特に男子ジュニアは大学生も混じっており、彼らが単独になったり、彼ら主体の小集団が出来たりするとゼッケンまでしっかり見ないと男子U23の選手と区別がつかないことがある。
ただしゴール前は実況放送があるため、その近くにさえいれば展開は掴みやすい。観戦が初めてだったり、この世代に馴染みのない人などは、ここにいることをオススメしたい。全日本は日曜日のエリートレースがお目当ての人が多く、この日はゴール前の路肩にも比較的余裕がある。
なお、いかにも物知り風に書いてるけど、知ってる選手以外は通過後に撮影した写真を見て、ゼッケンや顔を確認してるだけ(笑)。写真は現地観戦その時すぐにも役立って便利。



先述の小集団は4周目が終わる頃に吸収、6周目には13名の先頭集団が形成されて終盤になだれ込んで行く。石上、小山両選手もこの中にいた。
小山選手は途中で仕掛けたが決まらなかったようだ。橋詰選手は後ろの集団から単独で追い上げていたのか、一人旅になっていた。いずれにせよ彼らにとって少し厳しいレースになっている雰囲気が見てとれた。



一方でレースを前へ前へと展開したのが南大隅高の水谷翔選手と冨尾大地選手、そして明治大の松本祐典選手。上りの定点で見ている限りは毎周回、先頭集団の前方に位置しており目立っていた。
最終周回(8周目)ではこの3人が上りで後続を突き放し、最後は南大隅高の2人を置き去りにして松本祐典選手が単独でゴールした、らしい。桑の実をモグモグ食べてのんびりしていたら周回数え間違えてもうゴールしてた…。
今回勝利した松本選手は2012年の男子U17チャンピオン。しかしそれ以後は脚に故障を発症し、だいぶ苦しんだそうだ。そんな選手が2年越し、世代を1つ上げて再びナショナルチャンピオンに輝いた。おめでとう!
2-3位は水谷選手と冨尾選手の南大隅高コンビが入った。勝者の平均時速は36.25km/h。当たり前だけど、世代が上がるとだんだん速くなってくる。




次は土曜日のクライマックス、男子U23。
どんどん記事を書かなければ7月も終わってしまう(汗)!
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