ADEPT ROLLUP 巻き上げ式の小型サドルバッグをレビュー

2019/09/29(日) - 23:14 | bisoh
我が家のシクロクロス用に買ったADEPT ROLLUPサドルバッグ。前記事のEQUIP WRAPとは違って、巻き上げ式、いわゆるロールアップ型のフタを持つ。見た目がオフロード車に合いそうだったのでセレクト。2,000円+税とこちらもお安い。

ROLLUPはシートポスト側の固定ストラップがなく、ドロッパーシートポストに対応している点もミソ。今のところドロッパーシートポストは持ってないけど、そのうち買う余裕が出来たら付けたい装備なので、これが良いなーと。

ADEPT ROLLUPADEPT ROLLUP (c)Bisoh
ADEPT ROLLUP上面(サドル側)ADEPT ROLLUP上面(サドル側) (c)BisohADEPT ROLLUP下面ADEPT ROLLUP下面 (c)Bisoh

サドル用ストラップとフラッシュライト用ストラップは取り外せるサドル用ストラップとフラッシュライト用ストラップは取り外せる (c)Bisoh
ストラップは、フラッシュライト用とサドル固定用の2つを本体から分離出来る。フラッシュライト用ストラップは、ベロクロでロールトップ用ストラップに固定出来るので、乗車中に位置ズレすることはない。ただ、自分の場合はシートポストにライトを付けているため、今のところこれを使うことはなさそう。

今回ROLLUPに入れる物は、シクロクロス用700x25-32Cのチューブ1本、Crank Brothers Multi-19携帯工具、パークツールのタイヤレバー2本。EQUIP WRAPに入れていた15mmミニレンチは、なくてもホイールが外せるから除外。先細りのデザインのため、少々キツめではあるけど、チューブと工具類を重ねて入れることが出来た。おかげでかなりコンパクト。

フラッシュライト用ストラップの使い方の図フラッシュライト用ストラップの使い方の図 (c)Bisohフラッシュライト用ストラップは、ズレないようにベルクロで固定できるフラッシュライト用ストラップは、ズレないようにベルクロで固定できる (c)Bisoh

今回入れた物たち。Multi-19携帯工具は、チューブと接触するので付属ケースを用意今回入れた物たち。Multi-19携帯工具は、チューブと接触するので付属ケースを用意 (c)Bisoh左からADEPT ROLLUP、Crank Brothers Multi-19、700x25-32Cのチューブ、パークツールのタイヤレバー2本左からADEPT ROLLUP、Crank Brothers Multi-19、700x25-32Cのチューブ、パークツールのタイヤレバー2本 (c)Bisoh

こんな感じで、チューブとツールを重ねてADEPT ROLLUPの中に詰め込んだこんな感じで、チューブとツールを重ねてADEPT ROLLUPの中に詰め込んだ (c)Bisoh
ツールなどを全部入れたROLLUPツールなどを全部入れたROLLUP (c)Bisohツール類が入ったROLLUPを横から見たところツール類が入ったROLLUPを横から見たところ (c)Bisoh

ストラップの長さ調整は、EQUIP WRAPと形は違えど少々やりづらいのは一緒。調整用のパーツがサドルとROLLUPの間に来るためだ。なので、一度外してから長さを調整した方が良い。とは言えROLLUPの場合、サドルから外さなくても中身が取り出せるから、装着後の調整頻度は低く、あまり問題はない。

また、ロールトップにはファスナーが付いているため、ロールを伸ばした状態でも使える。この拡張性のおかげで、チューブ2本入れたり、補給食を入れておくことも可能。なかなかよく考えられてる。ただし、ファスナーの端っこがわずかに閉まりきらないので、防水性の面はわずかに不安あり。このへんは個体差もあるかも。

ロールトップは、ファスナー付きロールトップは、ファスナー付き (c)Bisoh
ADEPT ROLLUPをシクロクロスに装着ADEPT ROLLUPをシクロクロスに装着 (c)Bisoh

実走レビュー

と言うわけで準備も終わったので実走してみた。ROLLUPは、きっちりストラップを締めていても前後に揺れる。中身が暴れることはないけれど、前後に揺れてシートポストにバッグ先端がコツコツと当たる音がする。ちょっとした段差はもちろんだし、グラベルに入ると車体が揺れ続けるため、ROLLUPもコココココ……とずっとシートポストに当たり続ける。

これではさすがに当たる音も気になるし、中身もROLLUP自体も傷むと思うので、ROLLUP側のシートポストに当たる部分に厚めのゴム板か何かを貼りたい気持ち。

もちろん新たにストラップを縫い付けると言う方法もあるけど、ドロッパーシートポスト対応と言う、このサドルバッグ本来の機能をスポイルしてしまうので、別の方法を取りたい。それなら別のサドルバッグでも良いわけで。

ADEPT ROLLUPを装着したシクロクロスを横から撮影ADEPT ROLLUPを装着したシクロクロスを横から撮影 (c)Bisoh
横からクローズアップ横からクローズアップ (c)Bisoh左側。バックルは本体から脱着出来るので、長さによって位置を合わせることになる左側。バックルは本体から脱着出来るので、長さによって位置を合わせることになる (c)Bisoh

右斜め下から見たところ右斜め下から見たところ (c)BisohADEPT ROLLUPをサドル後方からADEPT ROLLUPをサドル後方から (c)Bisoh

まあそれは別として、見た目は抜群のスッキリ感。くるくるとバッグ全体を巻く布の厚みがない分、横からみるとEQUIP WRAPよりも薄くて小ぶり。それとやっぱりバックパックが軽くなるのは良き。たかだか400g程度とは言え、長く乗っていると疲労の度合いに影響してくるので、背中や肩への負荷が軽減されるのはありがたい。携帯空気入れは元々細身で軽くてかさばらないから、バックパックに入れておいても気にならない。

サドルバッグってなんだかモサっとしたデザインや大ぶりなものが多い中、ADEPT ROLLUPは普段かなりコンパクトに出来て、いざとなったら拡張性もあるから良い感じ。

サドル上方から見たROLLUP。はみ出すのは後方かロール部分だけなので、ペダリングの邪魔にはならないサドル上方から見たROLLUP。はみ出すのは後方かロール部分だけなので、ペダリングの邪魔にはならない (c)Bisoh右斜め前から見たROLLUP右斜め前から見たROLLUP (c)Bisoh

ロールトップにファスナーが付いているので、いざとなったらこうして拡張できるロールトップにファスナーが付いているので、いざとなったらこうして拡張できる (c)BisohROLLUPを最大に拡張すると、サドル後方に少しはみ出すROLLUPを最大に拡張すると、サドル後方に少しはみ出す (c)Bisoh

シートポストに当たる部分だけ要カスタマイズではあるけど、サドルバッグはこれでオーケーかな。ピストもシクロクロスもより乗りやすくなって嬉しい。もう1台のロードバイクについては、ピストに付けているEQUIP WRAPを併用する予定。