7.68TBの2.5インチSSD、Micron 5200 ECOを導入 サイズと重量とベンチマーク結果

2019/07/22(月) - 10:57 | bisoh
ハードディスクよ、さようなら。今年は機材をリプレースする年と決めたので、ストレージもSSDへと完全移行することに。そのゴールとして、eBayで「Micron 5200 ECO 2.5インチ 7.68TB SSD」を購入した。だいたい8TB。

Micron 5200 ECO 7.68TB SSDのパッケージMicron 5200 ECO 7.68TB SSDのパッケージ (c)Bisoh
Micron 5200 ECOのサイズ感Micron 5200 ECOのサイズ感 (c)Bisoh
市販のSSDでこの容量を求めると、2019年7月の段階で、このMicron 5200シリーズしか選択肢がない。国内でも購入出来るけれど、eBayの方が送料を入れても2万円ほど安く手に入る事がわかったので、今回はそちらを頼った。

Micron 5200シリーズのSSDには、ECOとは別にIONと言う製品が同容量で存在する。ECOはTLC、IONがQLCと言うことで、ざっくり言って性能や耐久性はECOが上(もちろん価格もECOが上…)。今回は日々扱う写真用のストレージとするため、耐久性を考慮してECOを選択した。インターフェイスはSATA600(SATA3.0)、物理サイズは2.5インチで、厚みは7mm。

外付けストレージケースはineo製をチョイス

ineoの2.5インチ SATAケースと付属品のUSB Type-Cケーブル、クッション、保証書&説明書ineoの2.5インチ SATAケースと付属品のUSB Type-Cケーブル、クッション、保証書&説明書 (c)Bisoh
このSSDは外付けストレージとして使用するから、SATA3.0対応のケースも必要。Amazonで探した限り、ineoの「2.5インチ アルミニウム外付けハードドライブケ―ス」と言うのが見た目も性能も良さげだったから、これを選んだ。価格も税込み2000円弱と安い。

これのコネクタはUSB Type-C。USB3.1 GEN 2対応で、SATA3.0の転送速度を上回っており、表向き余裕がある。9.5mm厚のストレージに対応しているため、7mm厚ストレージのためのスペーサー用クッションが付属している。30cm長のType-Cケーブルもついてくる。

ineoのケースと並べたところ。基板の分だけケースが長いineoのケースと並べたところ。基板の分だけケースが長い (c)BisohineoのSSD/HDDケースは9.5mm厚まで対応しているため、7mm厚の5200 ECO SSDと比べると厚手ineoのSSD/HDDケースは9.5mm厚まで対応しているため、7mm厚の5200 ECO SSDと比べると厚手 (c)Bisoh

この細長いボタンを押しながら上蓋を引き上げると、内側にアクセス出来るこの細長いボタンを押しながら上蓋を引き上げると、内側にアクセス出来る (c)Bisoh上蓋を外したineoのSSD/HDDケース上蓋を外したineoのSSD/HDDケース (c)Bisoh

SSD側のSATAの端子を合わせてはめ込むだけの簡単接続SSD側のSATAの端子を合わせてはめ込むだけの簡単接続 (c)Bisohスペーサー役のクッションは上蓋の端2カ所に貼り付けたスペーサー役のクッションは上蓋の端2カ所に貼り付けた (c)Bisoh

上蓋を締めて7.68TBの大容量外付けSSD完成!上蓋を締めて7.68TBの大容量外付けSSD完成! (c)Bisohアクセスランプは青色で、ケースの角に配置されている。発光量は控えめアクセスランプは青色で、ケースの角に配置されている。発光量は控えめ (c)Bisoh

ベンチマークテスト

フォーマット後にベンチマークをしてみると、1GBデータのテストでWriteが490MB/s前後、Readが460MB/s弱となった。既存の写真データを全て移動し、4TB少々になるまで整理した後のベンチマークでも、パフォーマンスは変わらなかった。

この結果を見て、ineoのケースがちゃんとSSDの性能を出せていることがわかり、安心した。

発熱量はデータ転送中もかなり低め。実測値を測り損ねてしまったのだけど、アルミ製のケース上面がわずかに熱いかな程度。少し前に記事にしたIntel 660p M.2 NVMe SSDは、50度近くまで上っていたから、大きな差だ。個人的にそこまでの速度は求めていないので、Micron 5200 ECOの方が耐久性の面で安心感がある。

早速Micron 5200 ECO 7.68TBをベンチマークテスト早速Micron 5200 ECO 7.68TBをベンチマークテスト (c)Bisoh
Blackmagic Disk Speed Testを用いたベンチマーク。1GBのテストでWrite:489.1MB/s、Read:457.8MB/sと上々の結果Blackmagic Disk Speed Testを用いたベンチマーク。1GBのテストでWrite:489.1MB/s、Read:457.8MB/sと上々の結果 (c)Bisoh5GBのテストでもWrite:492.0MB/s、Read:459.6MB/sと差は出なかった5GBのテストでもWrite:492.0MB/s、Read:459.6MB/sと差は出なかった (c)Bisoh


外部ストレージ統合&軽量化も果たし、ついにハードディスクとお別れ

これで自分の写真データが全てここに収まり、ノーHDDの環境への移行が完了した。めでたい。

重量を見ると、ケーブルとこの外付けSSDを合わせて120g。今まではSeagateの2.5インチ 5TB HDDと、Samsung T5 2TB SSDに分けて写真データを入れていて、ケーブル含めた総重量は317g。そこから約200gも軽くなったし、省スペースの面でも大きく前進したので嬉しい。

これまでの組み合わせ、5TB HDDと2TB SSDのケーブル込みの総重量は317gこれまでの組み合わせ、5TB HDDと2TB SSDのケーブル込みの総重量は317g (c)BisohSSDをインストールした状態のineoのケース+付属ケーブルは122gSSDをインストールした状態のineoのケース+付属ケーブルは122g (c)Bisoh

Samsung T5 SSDで使っていたケーブルを組み合わせると120gピッタリ。2gだけ軽くなった(細かい)Samsung T5 SSDで使っていたケーブルを組み合わせると120gピッタリ。2gだけ軽くなった(細かい) (c)Bisoh
大きさ比較。左からSeagate 5TB HDD、Micron 7.68TB SSD、Samsung 2TB SSD、Intel 2TB SSD大きさ比較。左からSeagate 5TB HDD、Micron 7.68TB SSD、Samsung 2TB SSD、Intel 2TB SSD (c)Bisoh厚み比較。並びは大きさ比較と同じ。Samsung T5が一番薄い厚み比較。並びは大きさ比較と同じ。Samsung T5が一番薄い (c)Bisoh

新SSDの余ったディスクスペースは約3.5TB。今の撮影ペースなら、整理整頓しつつ、あと2〜3年はこれ1本で行けそう。その頃には16TBなんて容量も出回っていると思うので、また1枚のSSDへの移し替えでいけるはず。

バックアップどうするか問題は、またそのうちに。