もうすぐ引っ越す。飛ぶ鳥跡を濁さず、と思って出来る範囲で綺麗にしていこうと、油汚れによく効くと言う話のスチームクリーナーを購入。いろいろ迷ってケルヒャーのちゃんとした奴にした。それがこのSC1020。結論から書くと、これにして本当に良かったと思う。
ケルヒャーSC1020と付属品。あともちろん説明書や保証書がついてる (c)Bisoh
よく見るタンク一体のハンディタイプの安物の購入をやめた理由は、試しにホームセンターの店頭でいじってみて、連続使用や使用範囲に難があったこと。
お湯の詰まったタンク部分も含めて片手で持たないといけないので、重くて長く持ってられない。加えて連続使用した後の充填時間が長め。いくらスチーム自体が強力でも、早々に疲れてしまったら掃除にならないんである。そして当然ながらノズルの延長距離に限界があるため、おのずと使用範囲が狭くなる。
そんなわけで本体とノズル部分が分離したケルヒャーの製品に行き着いた。このSC1020は購入時16,000円ちょっと。このタイプでは一番廉価な機種で、自分にも手の届く価格だった。
付属品は、
・ノズルヘッド
・ブラシ(黒)1個
・フロアノズル
・クロス(フロアノズル用), 1 個
・取扱説明書/保証書
あと車輪。日本の掃除機とかこういった形状の製品ではなかなか見ないけど、車輪が分離した状態で梱包されている。なので、最初の使用前にこれらを本体にくっつけるところからスタート。とは言え特に面倒なこともなく、ワンタッチでパチンパチンとはめ込めるから心配は無用。
付属のアタッチメントたち (c)Bisoh
SC1020の車輪3つ。自分で付けるのはなかなか斬新かも (c)Bisoh
後輪は本体横の穴に合わせてパチンとはめ込む (c)Bisoh
後輪取り付け完了 (c)Bisoh
前輪も本体の穴に軸を押し込むだけ (c)Bisoh
前輪も装着完了 (c)Bisoh
車輪をつけ終わったSC1020本体裏側 (c)Bisoh
続いて「どうやってこのたくさなるアタッチメントとか収納するんじゃー」と思っていたところ、本体に空いた穴や溝に差し込んでしまえることが判明。あーこれなら失くすこともなくて良いなと。フロアノズルをはめ込む位置とか、ちょっとうちにある初期のダイソンの掃除機に似ている。
ちなみにホースと電源ケーブルは本体には収納出来ないようになっている。これ、不便は不便なんだけど、冷静に見ると安全性を優先してこうしたんだろうなと予測がつく。
まず、消費電力が大きい製品の電源ケーブルを巻いたまま使えば熱で溶けたり発火する恐れがあるのが理由の1つ。さらに製品の性質上、お湯と蒸気が溜まる本体やホースも熱を帯びるから、本体内や外周にケーブルやホースを丸めて収めた状態で使うのは最高に危ない。故にケルヒャーは利便性と安全性を秤にかけて後者を取ったはず。
この後ろの穴や溝なんだろ、と思ったら… (c)Bisoh
こんな風にアタッチメント群を収納出来ることが判明 (c)Bisoh
こんな感じ (c)Bisoh
けっこう収まりがいい (c)Bisoh
「安全」と言えば名前そのままの「安全バルブ」もちゃんと考えて作られている。
これは水を本体のタンクに注入する部分のフタのことで、なんとタンク内の圧力が上がるとネジが緩められないように、バルブのハンドル外周が持ち上がって空回りするように作られている。
つまり、圧力がかかった状態でフタを開けてしまってタンク内のお湯や蒸気が外に噴き出さないようにしているのだ!この安全バルブの仕組み、単純ではあるものの、素直にすごいなと思った。
安全バルブ (c)Bisoh
安全バルブを開けたところ。ここから水を入れる (c)Bisoh
さらにホース一体型のヘッドにもロック機構があって、不用意にトリガーを握って蒸気が噴き出すことのないようにしている。最初の準備時間やアタッチメントを交換する際、使用の途中で置いておく時などは安全のためにロックすべし。
このロックレバーの部分では2段階に蒸気の噴出量も変えられる。この辺りは蒸気を当てる部分の材質、形状に応じて、という感じ。
ホース一体型のヘッド (c)Bisoh
レバーで蒸気の量を2段階に調整出来る。一番下にするとロック (c)Bisoh
トリガー部分拡大 (c)Bisoh
下の黄色いトリガーを握ると蒸気が噴き出す (c)Bisoh
付属品で唯一ダメだと思ったのがフロアノズル用のクロス(雑巾)。フロアノズルは良いものだが、クロスは糸くずが延々と出て困った。
これ、たった3枚で1600円以上するのだよ…。1回の掃除で結構汚れるから繰り返し使うものではないし、そもそも質が悪いから繰り返し使えない。はっきり言って100円ショップの雑巾の方がコスパも質もずっと良い。
そのため、うちでは100円で4枚セットの雑巾を買ってそれを使うことにした。フロアノズルのサイズがだいぶ横長なので、少々横幅が足りないものの、ノズル左右のクリップの歯が鋭いので力を入れすぎなければ外れたりはしない。
フロアノズルとそれ用のクロス (c)Bisoh
フロアノズルの裏側。蒸気が全体に回るようになってるっぽい (c)Bisoh
フロアノズル両端のクロス固定クリップを開いたところ (c)Bisoh
専用クロスは糸くずがたくさん出てあまり質がよろしくない (c)Bisoh
フロアノズルに専用クロスを付けたところ (c)Bisoh
最後に、延長パイプはどれくらい延長出来るのか。1本で約50cm、2本つなぎ合わせて約1mほどになる。さらに本体から伸びるホースは2mあるから、作業時には軽くて取り回しがとても良くなる。
これがハンディータイプでは実現出来ない良さの1つ。家の収納スペースに余裕があるなら、大きさを気にせずこういう本体分離型のスチームクリーナーを買った方がいいと思う。使用時のストレスが違う。
付属の延長パイプ2本を繋げたところ (c)Bisoh
延長パイプを繋ぐとトリガー部分まで1mくらいになる (c)Bisoh
延長パイプを2つ繋げば階高2.4mの天井にも楽に届く (c)Bisoh
以上、ケルヒャーSC1020のポイントをガシガシと書いてみた。次の記事ではこのスチームクリーナーを使ってどれだけ油汚れが落ちるのか、我が家の汚れきったレンジフードのパーツを使って紹介してみたいと思う。

よく見るタンク一体のハンディタイプの安物の購入をやめた理由は、試しにホームセンターの店頭でいじってみて、連続使用や使用範囲に難があったこと。
お湯の詰まったタンク部分も含めて片手で持たないといけないので、重くて長く持ってられない。加えて連続使用した後の充填時間が長め。いくらスチーム自体が強力でも、早々に疲れてしまったら掃除にならないんである。そして当然ながらノズルの延長距離に限界があるため、おのずと使用範囲が狭くなる。
そんなわけで本体とノズル部分が分離したケルヒャーの製品に行き着いた。このSC1020は購入時16,000円ちょっと。このタイプでは一番廉価な機種で、自分にも手の届く価格だった。
付属品は、
・ノズルヘッド
・ブラシ(黒)1個
・フロアノズル
・クロス(フロアノズル用), 1 個
・取扱説明書/保証書
あと車輪。日本の掃除機とかこういった形状の製品ではなかなか見ないけど、車輪が分離した状態で梱包されている。なので、最初の使用前にこれらを本体にくっつけるところからスタート。とは言え特に面倒なこともなく、ワンタッチでパチンパチンとはめ込めるから心配は無用。







続いて「どうやってこのたくさなるアタッチメントとか収納するんじゃー」と思っていたところ、本体に空いた穴や溝に差し込んでしまえることが判明。あーこれなら失くすこともなくて良いなと。フロアノズルをはめ込む位置とか、ちょっとうちにある初期のダイソンの掃除機に似ている。
ちなみにホースと電源ケーブルは本体には収納出来ないようになっている。これ、不便は不便なんだけど、冷静に見ると安全性を優先してこうしたんだろうなと予測がつく。
まず、消費電力が大きい製品の電源ケーブルを巻いたまま使えば熱で溶けたり発火する恐れがあるのが理由の1つ。さらに製品の性質上、お湯と蒸気が溜まる本体やホースも熱を帯びるから、本体内や外周にケーブルやホースを丸めて収めた状態で使うのは最高に危ない。故にケルヒャーは利便性と安全性を秤にかけて後者を取ったはず。




「安全」と言えば名前そのままの「安全バルブ」もちゃんと考えて作られている。
これは水を本体のタンクに注入する部分のフタのことで、なんとタンク内の圧力が上がるとネジが緩められないように、バルブのハンドル外周が持ち上がって空回りするように作られている。
つまり、圧力がかかった状態でフタを開けてしまってタンク内のお湯や蒸気が外に噴き出さないようにしているのだ!この安全バルブの仕組み、単純ではあるものの、素直にすごいなと思った。


さらにホース一体型のヘッドにもロック機構があって、不用意にトリガーを握って蒸気が噴き出すことのないようにしている。最初の準備時間やアタッチメントを交換する際、使用の途中で置いておく時などは安全のためにロックすべし。
このロックレバーの部分では2段階に蒸気の噴出量も変えられる。この辺りは蒸気を当てる部分の材質、形状に応じて、という感じ。




付属品で唯一ダメだと思ったのがフロアノズル用のクロス(雑巾)。フロアノズルは良いものだが、クロスは糸くずが延々と出て困った。
これ、たった3枚で1600円以上するのだよ…。1回の掃除で結構汚れるから繰り返し使うものではないし、そもそも質が悪いから繰り返し使えない。はっきり言って100円ショップの雑巾の方がコスパも質もずっと良い。
そのため、うちでは100円で4枚セットの雑巾を買ってそれを使うことにした。フロアノズルのサイズがだいぶ横長なので、少々横幅が足りないものの、ノズル左右のクリップの歯が鋭いので力を入れすぎなければ外れたりはしない。





最後に、延長パイプはどれくらい延長出来るのか。1本で約50cm、2本つなぎ合わせて約1mほどになる。さらに本体から伸びるホースは2mあるから、作業時には軽くて取り回しがとても良くなる。
これがハンディータイプでは実現出来ない良さの1つ。家の収納スペースに余裕があるなら、大きさを気にせずこういう本体分離型のスチームクリーナーを買った方がいいと思う。使用時のストレスが違う。



以上、ケルヒャーSC1020のポイントをガシガシと書いてみた。次の記事ではこのスチームクリーナーを使ってどれだけ油汚れが落ちるのか、我が家の汚れきったレンジフードのパーツを使って紹介してみたいと思う。
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