ビートソニックのレトロかっこいいLED電球『Siphon(サイフォン)』が届いた

2015/02/06(金) - 12:54 | bisoh
雪の2月5日、宅配便がやってきた。小ぶりな段ボール箱の側面には『Siphon』の文字。「なんかiPhoneの親戚みたいなやつ届いたけど」と言って奥さんに渡す。

「あれだよ、エジソン」「あーそかそか」

昨年クラウドファンディングサイト『Makuake』で資金集めしてたLED電球『Siphon(サイフォン)』。奥さんが『10,000円コース [Siphon] エジソン4個セット【約44%OFF】』をポチ。それがついに製品化され我が家に到着したのであった。

Siphon EDL30 Edison、落ち着いた雰囲気のパッケージSiphon EDL30 Edison、落ち着いた雰囲気のパッケージ (c)Bisoh
4つセットで購入(奥さんが)4つセットで購入(奥さんが) (c)Bisoh
毎度のことながら、まずはパッケージをグルッっと写真撮影。「ダサいLEDは終わりにしよう!フィラメントをLEDで再現、美しい電球を広めたい」と言うちょっぴり刺激的な謡い文句で資金を募っただけあって、パッケージもしっかりデザインしてる。

Siphon Edisonの箱正面Siphon Edisonの箱正面 (c)Bisoh

箱・右側面箱・右側面 (c)Bisoh

取り出したところ。中のパックもしっかりデザインされてる取り出したところ。中のパックもしっかりデザインされてる (c)Bisohついにお目見え!ついにお目見え! (c)Bisoh

4つゴロゴロ4つゴロゴロ (c)Bisoh
サイフォンシリーズはこの他にも3種類あるのだけど、このエジソンだけオレンジ色に着色されたガラスが使われていて、よりレトロ感が強くなっている。形もご覧の通り、エジソン電球を模している。普通の白熱電球タイプだとアサヒあたりが製造しているものがあり、LEDも1つは見たことがある。

なので、こういう白熱電球を模したLED電球はサイフォンが初と言うわけではなくて「従来のものよりデザインにこだわった」点が評価されて資金が集まった、と言うのがここまでの流れかと思う。

従来の電球とのデザイン比較

我が家にあるLED電球と白熱電球を出してきて形を比較してみた。サイフォンは白熱電球同様のガラスカバーに口金というシンプルな構造と、フィラメント状のLEDが美しい。なんだかこのままゴロンと棚に置いてインテリアとしても活かせてしまえそう。

でも普通のLEDも白基調で別のシンプルさがあって良いなーなんて思う。ダサいってのは売り文句だから仕方ないけど、冷静に見れば言い過ぎかな。要は適材適所。

他の電球と比較。左がよくあるタイプのLED電球(100W相当)、サイフォン エジソン、白熱電球(60W)他の電球と比較。左がよくあるタイプのLED電球(100W相当)、サイフォン エジソン、白熱電球(60W) (c)Bisoh

これまでのLED電球にない味わいのある光

さて、やはり電球なので光ってナンボ。電源につなぎ光らせてみることに。

と言っても準備がなってない我々、先行してシャレた照明器具を買ってあるはずもなく、ひとまずは有り合わせのソケットにねじ込んでみた。以前IKEAで800円で買ってきたやつ。これを出してきてキッチンの引っ掛けシーリングにぶら下げた。

壁面のスイッチを入れるとオレンジの光がキッチンに広がる。ガラスが着色されていることも手伝って、結構強めのオレンジ色。光自体は柔らかで良い感じ。

見た目以外で白熱電球との決定的な違いは何かと言うと、手でガラス面を握っても熱くないところ。白熱電球なら「あっつ!」となって火傷しそうなところ、サイフォンはそうならない。ほんのり熱い程度。

とりあえずIKEAのお安値ソケットにつけてみたとりあえずIKEAのお安値ソケットにつけてみた (c)Bisoh普通の白熱電球と違って、手で触れてもさほど熱くないので安全普通の白熱電球と違って、手で触れてもさほど熱くないので安全 (c)Bisoh

光を抑えめに撮影するとフィラメント状の部分に小さなLEDがちりばめられているのがわかった光を抑えめに撮影するとフィラメント状の部分に小さなLEDがちりばめられているのがわかった (c)Bisoh上方向から見るとガラスにフィラメントの光が反射して複雑な模様を作り出す上方向から見るとガラスにフィラメントの光が反射して複雑な模様を作り出す (c)Bisoh

光を直視し続けるとしんどいので、フィラメント部分の構造を撮影して確認。中に小さなLEDがたくさん並んでいるのがわかった。この1つ1つが発光しているのだね。さらにもう1つの発見としてはフィラメントの光がガラスに反射して、角度によって電球本体の表情が変わること。これも面白い。

ついでに白熱電球もつけてみた。色味はエジソンより白っぽい。そしてやはり表面温度がかなり熱くなる。エジソンは白熱電球40W相当の光量で、実際の消費電力は6W。この白熱電球は60Wなので消費電力は約10分の1となる。

60Wの白熱電球。エジソンより白っぽい60Wの白熱電球。エジソンより白っぽい (c)Bisohダウンライトにつけてみた。LEDフィラメントの作る光芒がいい感じダウンライトにつけてみた。LEDフィラメントの作る光芒がいい感じ (c)Bisoh

最後に特製クロスとメッセージカードを紹介。今回のクラウドファンディングの支援のお礼的な形で添えられていたもの。プロジェクトリーダーの戸谷大地さんのメッセージがSiphon製品ファミリーの横に並ぶ。

今回添えられていた特製クロスとメッセージカード今回添えられていた特製クロスとメッセージカード (c)Bisoh
サイフォンはエジソンの他に3種類あるサイフォンはエジソンの他に3種類ある (c)Bisoh戸谷大地さんのメッセージ戸谷大地さんのメッセージ (c)Bisoh

クラウドファンディングの登場によって、プロダクトに対する情熱を持った人達が、自分の創造した製品を形にし、それが欲しいの人の元へ届けられるようになった。これはとても素敵な事だなーとしみじみ。それを直接自分が支援したと、こちら側が実感出来るのもまた素敵。お金出したの奥さんだけどね。

そうそう、エジソンは強めのオレンジ色だけど、他の3タイプは無着色のガラスなので、白熱電球に近い色味が欲しい人は、きっとそちらを選ぶと良いと思う。照明のデザインにこだわりたくて、でも消費電力や電球の寿命が気になる人には間違いなくサイフォンはオススメ。

一般販売の開始は2015年3月となるようで、今(2015年2月)は先行予約が行われているところ。