ADEPT EQUIP WRAP 無骨さがかっこいいツールロール型サドルバッグ

2019/09/23(月) - 14:04 | bisoh
ピストやシクロクロスで出かける時、バックパックに携帯工具やチューブを入れていたのだけど、他の物を入れるスペースが減るし意外と重いので、サドルバッグにそれらを収めることに。画像検索した中で、このADEPT(アデプト)の『EQUIP WRAP(イクイップラップ)』が普通のサドルバッグとは一味違う雰囲気を醸していたので、購入してみた。定価2,500円+税と、価格もお手頃。

届いたEQUIP WRAPを開けてみると、肩掛けバッグになるように、細身のストラップも付属していた。降車時に持ち運びやすくなるので、盗難防止に役立ちそう。

ADEPT EQUIP WRAPADEPT EQUIP WRAP (c)Bisoh
まだ何も入れてないADEPT EQUIP WRAPまだ何も入れてないADEPT EQUIP WRAP (c)BisohADEPT EQUIP WRAPを開いたところ。肩掛け用のストラップが付属ADEPT EQUIP WRAPを開いたところ。肩掛け用のストラップが付属 (c)Bisoh

肩掛けストラップは先端のフックでEQUIP WRAP側のリングに引っ掛けて使う肩掛けストラップは先端のフックでEQUIP WRAP側のリングに引っ掛けて使う (c)Bisoh肩掛けストラップを付けてEQUIP WRAPを巻いたところ肩掛けストラップを付けてEQUIP WRAPを巻いたところ (c)Bisoh

自分がこれに入れたい物はそれほど多くなくて、Crank BrothersのMulti-19と言う携帯工具、パークツールのタイヤレバー2本、ピストのホイール脱着に使う15mmのミニレンチ、700x21-25C対応の予備チューブ1本。携帯空気入れのトピークのミニモーフGは長さが30cmくらいあるから、これまで通りバックパックに入れっぱなし。必要最小限だから、EQUIP WRAPにすんなりと収まった。

Crank Brothers Multi-19は本当はケースが付いているのだけれど、クリアーポケットに収める事で他のツールやチューブを傷つける恐れがなかったので、ケースを外して重量と容積を減らした。まあ-35gくらいなんだけど。

今回入れたい物たちとEQUIP WRAP今回入れたい物たちとEQUIP WRAP (c)Bisoh左から700x21-25C用チューブ、15mmミニレンチ、タイヤレバー2本、Crank Brothers Multi-19携帯ツール左から700x21-25C用チューブ、15mmミニレンチ、タイヤレバー2本、Crank Brothers Multi-19携帯ツール (c)Bisoh

こんな感じですんなり収まったこんな感じですんなり収まった (c)Bisoh
ファスナー付きポケットは、ロード用の700x21-25Cとか700x19-23Cのチューブなら2本入る。シクロクロス用の700x25-32Cのチューブは1本入る(写真はブリヂストンのディスタンザ)。MTB用チューブが入るかは不明。先日MTBを売却して、チューブも一緒に処分したため。

真ん中の ―なんて言うんだろうこれ?― スティック状の物を収める3つのゴムバンド部分には、15mmミニレンチとタイヤレバーを収めた。実使用時は、両端のポケットに各ツールの先端を収めておくことで、ツールの脱落を回避出来る。バンドは3つあって、端っこの1つはベルクロテープで開閉できるようになっている。

700x21-25Cのチューブは2本入る700x21-25Cのチューブは2本入る (c)Bisohシクロクロス用の700x25-32Cチューブは1本入るシクロクロス用の700x25-32Cチューブは1本入る (c)Bisoh

実際にはこうして上下のポケットにツールの先端をしまっておくことで落下を防げる実際にはこうして上下のポケットにツールの先端をしまっておくことで落下を防げる (c)Bisoh
携帯工具類を入れたEQUIP WRAP、斜めから携帯工具類を入れたEQUIP WRAP、斜めから (c)Bisoh工具類を入れても手でガシっと握れるくらいの太さ工具類を入れても手でガシっと握れるくらいの太さ (c)Bisoh

改善してほしい点いくつか

まずは何も考えずにピストに装着してみると、チューブを入れたポケットのファスナーの取手金具が下に垂れ下がり、シートクランプに当たってしまった。これがピストを動かすたびにカラカラ言う。特にこの金具をしまう部分はないので、このままだとうるさいし、シートクランプも傷む。こちらを上向きにして、サドル後端側に来るように装着し直した。ただ、金具自体もカラカラ言うので、正直なところファスナーの取手は、金具よりも紐の方が、静音性や傷つき防止のためにも良かったのではないかと思う。

EQUIP WARAPには、シートポストに固定するストラップがないので、ストラップが緩いと暴れやすくなる。キツめにストラップを締めて固定した方が良さげ。 ただ、留め具の受け側のストラップがちょっと短すぎ。長さに余裕がないため、サドルレールに通しにくい上、サドルにつけた状態でのストラップの長さ調整もしづらい。あと1cmでもあればだいぶ違うと思う。改善してもらいたい点。

EQUIP WRAPをピストに装着EQUIP WRAPをピストに装着 (c)Bisoh
チューブを入れたポケットのファスナーの取手金具を下側にして装着すると、それがはみ出してシートクランプに当たってしまったチューブを入れたポケットのファスナーの取手金具を下側にして装着すると、それがはみ出してシートクランプに当たってしまった (c)Bisohサドル後端側(上端)にファスナーの金具が来るようにしたサドル後端側(上端)にファスナーの金具が来るようにした (c)Bisoh

ファスナーの金具も隠れていい感じファスナーの金具も隠れていい感じ (c)Bisoh留め具の受け側のストラップが短くて、サドルレールに通しづらい留め具の受け側のストラップが短くて、サドルレールに通しづらい (c)Bisoh

実走レビュー

準備が整ったので、ピストで実際に走ってみた。予備チューブは2本入るけど、軽さ重視で1本。ストラップをキッチリ締めてあれば、荒れた路面でもEQUIP WRAPが暴れる事はなく、その点の心配は杞憂に終わった。

重量も中身と合わせて400g以上はあるのだけど、バックパックが軽くなった分だけ身体への直接的な負荷が減り、走りが快適になった。自転車から降りた後でも、この重量分を運ばなくて良くなったから、軽快に歩ける。

実際に走ってみて、外で撮影したADEPT EQUIP WRAP実際に走ってみて、外で撮影したADEPT EQUIP WRAP (c)Bisoh
全体としてはこんな感じになった全体としてはこんな感じになった (c)Bisoh
そして肝心の見た目。あくまでも自己満足の範囲であるものの、ツールロールの無骨な印象が、自分のピストには良く似合っていると思う。自転車自体が持つシャープなイメージを損なっていないんじゃないかな、と。

実はADEPTのサドルバッグはもう一個買っていて、「ROLLUP」と言う、これとはまた形状が違う物。こちらはシクロクロスに合うかなと思って、一緒に購入した。次回はこのROLLUPのレビューをしたいと思う。

ピストへ装着後の斜め後ろからピストへ装着後の斜め後ろから (c)Bisoh前めの斜め下から前めの斜め下から (c)Bisoh

ボテっとせず、ツールロールの無骨な感じがピストに似合っている、と思う(自己満足)ボテっとせず、ツールロールの無骨な感じがピストに似合っている、と思う(自己満足) (c)Bisoh