α6000の内蔵フラッシュがあまりに頼りないため、外部フラッシュを購入した。それがこちら、ソニー『HVL-F43M』。品番にある43が示す通り、ガイドナンバー43の発光量を持つ中堅クラスのフラッシュ。使ってみたら一般的なフラッシュより操作性が高いツクリで、とってもハッピーな気持ちになった。
Sony HVL-F43Mと付属品。ミニスタンド、ケース、取扱説明書 (c)Bisoh
HVL-F43Mのミニスタンド (c)Bisoh
ミニスタンドは折りたためる! (c)Bisoh
ミニスタンドは折りたたんだ状態でケースのインナーポケットに収納できる (c)Bisoh
端子キャップもついてる (c)Bisoh
しかし、使い始めてみるとまさにクイック!!!素早くバウンス角度が決めやすい!!!ロックボタンがなく、いわゆる『押し回し』をする必要もないのでお手軽。もちろん適度な止まり具合で勝手に角度が変わったりはしない。利き腕に関係なく好きな位置に回せて、角度をピッタリ決められる嬉しさ!
Sony HVL-F43M (c)Bisoh
背面 (c)Bisoh
右(向かって左)に90度 (c)Bisoh
左(向かって右)にも90度 (c)Bisoh
なぜこんなに嬉しいかと言うと、EOS 5D Mark III用に使っている同クラスのキヤノン『スピードライト430EX II』の操作性がダメすぎるから。とりわけHVL-F43Mとはバウンス用の首振りの操作性と利便性に月とスッポンほどの差がある。
430EX IIは、左右の首振り限界角度の設定がおかしい。左は180度回るのに右は90度しか回らないという謎さ。普通なら左右の限界角度は逆である。
背面パネルと端子のリリースレバー (c)Bisoh
単3電池を4本使う (c)Bisoh
なんとなくコミカルでかわいらしい (c)Bisoh
使いづらいキヤノンのスピードライト430EX IIをHVL-F43Mでバウンス撮影 (c)Bisoh
このダメさは一眼レフに430EX IIとバッテリーグリップを付けて縦位置に構えてみれば一瞬でわかる。回しづらいだけならまだしも、縦位置で背面方向へのバウンスが出来ないのである。即ち、場面によっては狙ってもないのに照射角が付きすぎて被写体の背面から光が回るという事態が起きる。
一方のHVL-F43Mは縦横のアングル自在で、上方向にも150度回転するからカメラ背面方向へのバウンスも楽に設定出来る。発売時期が違うとは言え、基本設計が間違っている430EX IIに操作性で大きく差をつけている。
HVL-F43Mとα6000 (c)Bisoh
α6000にHVL-F43Mを装着 (c)Bisoh
α6000に装着した状態で右に90度曲げるとコンパクトになるのだ。この形状だとカバンの収納スペースがかなり節約できるので、自分はα6000にHVL-43Mを装着したままカバンに入れて出かけることもある。
そして、この状態から横位置に構える時にもクイックシフトバウンス機構のおかげで、素早くお好みの角度にフラッシュを向けられるのだ。
カメラを縦に構える際もこの機構が活きる。灯体とともに操作パネルも一緒に向きが変わるので、縦位置に構えたままでも設定が確認しやすい。
こうやって右に90度灯体を曲げるとだいぶコンパクトになる (c)Bisoh
操作パネルも一緒に動くので、縦位置に構えても設定が見やすい (c)Bisoh
キャッチライトシートとワイドパネルももちろん内蔵 (c)Bisoh
ハイスピードシンクロはα6000の連写Mid(6コマ/秒)でも連続発光してくれた (c)Bisoh
なお中堅クラスの外付けフラッシュの機能として必要なものはしっかり揃っているから全く心配ない。ハイスピードシンクロもα6000の連写Mid(6コマ/秒)にまで同調してくれる。防塵防滴にも一応配慮されている。各ボタンも430EX IIよりずっと押しやすい。
実際使ってみないと実感出来ないとは思うけど、本当にHVL-F43Mはα6000との相性バツグンである。1ランク下に一見小型のHVL-F32Mもあるけれど、クイックシフトバウンス機構があるHVL-F43Mの方が、重量以外の利便性はずっと高いと思う。
「大光量のフラッシュを使いたい。でも撮影システムを出来るだけコンパクトにしたい」なんて人にはこの組み合わせをお勧めしたい。
いいと思うの (c)Bisoh





ひたすら推したいクイックシフトバウンス機構!
このフラッシュの最大の魅力は、買って手に取るまでほとんど気に留めていなかったクイックシフトバウンス機構である。「なんか変な動きするなこれ」くらいの感想であった。正直言って舐めていた。しかし、使い始めてみるとまさにクイック!!!素早くバウンス角度が決めやすい!!!ロックボタンがなく、いわゆる『押し回し』をする必要もないのでお手軽。もちろん適度な止まり具合で勝手に角度が変わったりはしない。利き腕に関係なく好きな位置に回せて、角度をピッタリ決められる嬉しさ!




なぜこんなに嬉しいかと言うと、EOS 5D Mark III用に使っている同クラスのキヤノン『スピードライト430EX II』の操作性がダメすぎるから。とりわけHVL-F43Mとはバウンス用の首振りの操作性と利便性に月とスッポンほどの差がある。
430EX IIは、左右の首振り限界角度の設定がおかしい。左は180度回るのに右は90度しか回らないという謎さ。普通なら左右の限界角度は逆である。




このダメさは一眼レフに430EX IIとバッテリーグリップを付けて縦位置に構えてみれば一瞬でわかる。回しづらいだけならまだしも、縦位置で背面方向へのバウンスが出来ないのである。即ち、場面によっては狙ってもないのに照射角が付きすぎて被写体の背面から光が回るという事態が起きる。
一方のHVL-F43Mは縦横のアングル自在で、上方向にも150度回転するからカメラ背面方向へのバウンスも楽に設定出来る。発売時期が違うとは言え、基本設計が間違っている430EX IIに操作性で大きく差をつけている。
クイックシフトバウンス機構を活かした可搬性と機動力の高さも魅力
…とまあ430EX IIとの比較はここまでにして、HVL-F43Mのクイックシフトバウンス機構の良い点をもう1つ。

α6000に装着した状態で右に90度曲げるとコンパクトになるのだ。この形状だとカバンの収納スペースがかなり節約できるので、自分はα6000にHVL-43Mを装着したままカバンに入れて出かけることもある。
そして、この状態から横位置に構える時にもクイックシフトバウンス機構のおかげで、素早くお好みの角度にフラッシュを向けられるのだ。
カメラを縦に構える際もこの機構が活きる。灯体とともに操作パネルも一緒に向きが変わるので、縦位置に構えたままでも設定が確認しやすい。




なお中堅クラスの外付けフラッシュの機能として必要なものはしっかり揃っているから全く心配ない。ハイスピードシンクロもα6000の連写Mid(6コマ/秒)にまで同調してくれる。防塵防滴にも一応配慮されている。各ボタンも430EX IIよりずっと押しやすい。
実際使ってみないと実感出来ないとは思うけど、本当にHVL-F43Mはα6000との相性バツグンである。1ランク下に一見小型のHVL-F32Mもあるけれど、クイックシフトバウンス機構があるHVL-F43Mの方が、重量以外の利便性はずっと高いと思う。
「大光量のフラッシュを使いたい。でも撮影システムを出来るだけコンパクトにしたい」なんて人にはこの組み合わせをお勧めしたい。

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