見渡す限りの溶岩ゴロゴロ 岩手県八幡平の焼走り溶岩流へ行ってきた

2014/07/09(水) - 17:56 | bisoh
6月27日(金)全日本選手権タイムトライアル、仕事の関係で出発が午後となったため残念ながらレース観戦は出来ず。かわりにその会場となった『岩手山焼走り国際交流村』にある『焼走り溶岩流』を見てきた。読み方は「やけはしりようがんりゅう」。

遠くに見える岩手山遠くに見える岩手山 (c)Bisoh
焼走り溶岩流はあちら焼走り溶岩流はあちら (c)Bisohペット禁止。溶岩持ち出し禁止です。ペット禁止。溶岩持ち出し禁止です。 (c)Bisoh

夫婦で家を出発し、盛岡までは新幹線。そこでレンタカーを借りて一路八幡平へ。現地への到着時刻は18:00を回ったところ。当たり前のことながらもう誰もいない。黄昏時の空と雲と岩手山がとても綺麗。駐車場に車を止めて焼走り溶岩流の方へと歩き出す。

駐車場を挟んで向こう側の階段を登ると、そこは別世界。見渡す限りの溶岩がゴロゴロと転がっていた。どことなくゴジラの表皮を思い出す光景。

この階段を登っていくと…この階段を登っていくと… (c)Bisoh階段の先はもう溶岩がゴロゴロ階段の先はもう溶岩がゴロゴロ (c)Bisoh

見渡す限りの溶岩見渡す限りの溶岩 (c)Bisoh
歩いていくと程なく案内板が現れた。「自然の音に耳を澄ましてみましょう」。リラックス。

心がゆったりしたところで、また先へと歩いて行く。観察路はそれなりに整備されているものの、溶岩がゴツゴツ出ていることに変わりはないので、足元には注意が必要。トレッキングシューズやスニーカーなどでないと厳しい。底面がフラットとは言え足の横を擦りむく恐れがあるから、サンダルなんかもやめた方がいいと思う。

登って少し行ったところにあった案内板。自然の音に耳を澄ませる登って少し行ったところにあった案内板。自然の音に耳を澄ませる (c)Bisoh
溶岩の間からたくましく伸びる木溶岩の間からたくましく伸びる木 (c)Bisoh通路が整備されているけれど、それでもデコボコ。足元には注意通路が整備されているけれど、それでもデコボコ。足元には注意 (c)Bisoh

この観察路は約1kmあるそうで、時折案内板が出て次のスポットまでどれくらい、というのを示してくれる。デコボコな路面に気を配りながら歩いているせいか、いつもより進んでいる気がしないので、ちょっとしたアクセントとして助かる。案内板ごとに小休止しながら歩を進めていく。

時折現れる案内板。溶岩の流れた状況がよくわかるところまで250m時折現れる案内板。溶岩の流れた状況がよくわかるところまで250m (c)Bisoh
あと少しあと少し (c)Bisoh展望台まで420m。時間的に行けず展望台まで420m。時間的に行けず (c)Bisoh

そうして案内板が展望台まであと420mとなったのを見て、少々暗さが増してきたため、その少し先の案内板まで行って断念。遅い時間なこともあってハイタカが舞う姿も見られず、鳥の声もあまり聞こえずちょっぴり残念。

しかし、ここがちょうど溶岩流の真ん中あたりで、ふと辺りを見渡せば360度どこを向いてもむき出しの溶岩の原野。非日常のパノラマを存分に味わうことが出来た。これだけでも十分!澄み渡る空と、溶岩の黒、周囲の緑、これらのコントラストが本当に美しい。

溶岩と雲の塊の連続溶岩と雲の塊の連続 (c)Bisohもう暗くなってきていて空舞うハイタカは見られず、残念もう暗くなってきていて空舞うハイタカは見られず、残念 (c)Bisoh

岩手山と空と溶岩流を一望する岩手山と空と溶岩流を一望する (c)Bisoh
帰り道に溶岩を手に取ってみた。気泡が中に入り込んで多くの空洞を作ったため大きさの割に軽い。そういえば軽石なんて言った加工された溶岩が売っていて、昔実家の風呂にあったのを思い出す。かかとの固くなった皮を削るために使っていたのだったかな。

溶岩持ってみた。見た目より軽い溶岩持ってみた。見た目より軽い (c)Bisoh溶岩の上を覆う枯れた苔溶岩の上を覆う枯れた苔 (c)Bisoh

夕陽に照らされる雲夕陽に照らされる雲 (c)Bisoh
タイムトライアル・男子エリートは別府史之選手が優勝して全日本チャンピオンジャージ獲得、2位に佐野淳哉選手が入った、とホテルに着いてから速報で知る。2人とも調子が良さそうで、ロードレースでの対決にも期待がかかる。女子エリートは萩原麻由子選手が圧勝。復活が嬉しい。

それと自分が応援しているEQA U23の岡篤志選手が5位と好走していたのもいいニュース。まだまだ差はあるけれど、エリートでこの結果はなかなかのもの。

翌28日はアンダーとジュニアのロードレース。良い景色を見た満足感と、明日への楽しみを胸に眠りについた。