6月8日の日曜日、大國魂神社の参道で行われた流鏑馬を見てきた。開催は今年で3回目。第1回目を見て、昨年は見なかったので、自分は2回目。近くで見られるので迫力もある。今年は生憎の雨模様で、少し客足は少なめだったけれど、おかげで写真はいろんな場所から撮れた。
時折雨がパラついた大國魂神社の境内 (c)Bisoh
これの前には武者行列もやっていたのだけれど、流鏑馬が行われる時間の少し前に部屋を出たのでそれは見ず。境内につくと射手(いて)の方と馬は横の広場で輪乗り。的の前では古武術演武。居合抜刀術が披露されていた。斬った巻き藁を空中でもう一度斬るという早業も。
流鏑馬はまず鏑矢を放つところから始まる。射手が的の前に立ち鏑矢を放って、その音によって邪気を払うんだそうな。次に1組目の素馳(すばせ)という試走が行われてから奉射(予選)が開始された。この日は全部で3組あって、素馳は各組ごとに行われる。
本番前の輪乗り (c)Bisoh
流鏑馬の前に行われた居合の試技 (c)Bisoh
鏑矢を放ち邪気を払う (c)Bisoh
実際近くで見ると、迫力もさながら、その難易度の高さも思い知ることになる。手綱を握らずに馬を真っ直ぐ走らせることから始まって、速度の制御も必要。これに加えて矢をつがえて的めがけて解き放つ、という一連の動作が必要になってくる。
的を通り過ぎるのは一瞬。乗っている射手の人達は相当の集中力が必要だと思われる。あと馬も凛々しくかわいい。これだけの装備の人を乗せて走るのは大変だったろうけど。
出陣! (c)Bisoh
馬も凛々しい (c)Bisoh
馬を走らせながら的を射る (c)Bisoh
射手はご年配の方から若手まで、幅広い年齢の方がいた。1組目は男性のみ5名の組。采配が振られると出番となった射手が馬場へと馬を駆っていく。
的は2つ。一の的、二の的、という呼び方で、的中すると実況の女性が「一の的、的中!」と言ってくれるから、離れた方の的が当たったかもわかりやすい。これを各射手が2回ずつやって上位者が決勝進出する。
采配が振られると出番の射手が発走する (c)Bisoh
上手な方は矢のつがえかたもスムーズ (c)Bisoh
矢をつがえて射る (c)Bisoh
ボコボコになった的 (c)Bisoh
2組目は女性5名だけの組。さすがに馬の制御は力や体重のある男性に比べると少し難儀していたイメージ。経験の差などもあるかもしれない。
そうは言ってもどちらかの的に当ててくるのは流石。この日は緑と赤の衣装を纏った女性が一番的中率が高く、競射(決勝)に残った。ちなみに射ち終わった射手は、下手の脇で馬に乗ったまま全員が終わるまで待機して、それから自分の放った矢を受け取りつつ揃って馬場上(ばばかみ)へ戻ってくる。
2組めは女性5名の競射 (c)Bisoh
2つの的を連続で狙うから難しい (c)Bisoh
矢をつがえる速さも大事 (c)Bisoh
的中率高し (c)Bisoh
衣装もかっこいい (c)Bisoh
3組目は再び男性5名の組で、甲冑を着ての競技。重そう。でもそういうことを微塵も感じさせない安定感で馬を操り、矢を放っていく。まさに研鑽の賜物。
3組目は甲冑を着た方々の奉射 (c)Bisoh
身体をブラさずに乗っていてすごかった (c)Bisoh
キリリ (c)Bisoh
そうして上位5名の方が残り、競射は的が木の板になって一回り小さくなる。さっきの的でさえ当てるのが難しそうなのに小さくなるし色は地味になるしで、もう大変。
しかしさすがに決勝、皆バシバシ的へ当てていく。おかげでこれでも優勝者が決まらなかったため、上位3名の射手でもう一度決戦。これは1回だけの競技となった。
競射開始! (c)Bisoh
どどどどど (c)Bisoh
的を外して悔しそう (c)Bisoh
くそー (c)Bisoh
最後はうまく当たりました (c)Bisoh
そうして優勝した方は、この決戦も全て的中し、一度の失敗もなく終えた。この方昨年も競射を3回やって全的中だったらしい。すごすぎる!
確かに写真を撮った分だけ見ても全部的に当たっている。とりあえず競射以降の2射分を下に。的が割れた瞬間は、どの角度から撮ってもそれなりの絵になって面白い。それにしても見事な操馬と弓の技術。
優勝した方。10回射って全的中! (c)Bisoh
バシーン (c)Bisoh
バシーン (c)Bisoh
ここまでいかにも知った風に書いてるけれど、実は流鏑馬についても衣装のどれがどうだというのも全然知らなかったりする(笑)。だいたい実況の方が解説してくれた部分に、ネットで検索した情報で補っているだけである。
検索上位に出た『やぶなび』という日本各地の流鏑馬を紹介するサイトがあったので眺めていたら、他の流鏑馬も見に行きたくなった。今回の大國魂神社の流鏑馬をしたのは戸山流の方々のようだ。そういえば的の周りの幕に戸山流とあった。
心配された雨も時折パラついた程度で、濡れることなく競技全てを楽しめた。奥さんと歩行者天国になった欅並木の車道を散歩してから部屋に戻った。
上位3名の方々 (c)Bisoh
雨のせいで少ないと言いつつもこの人だかり (c)Bisoh
大國魂神社は雨の日も緑が映えて良い (c)Bisoh

これの前には武者行列もやっていたのだけれど、流鏑馬が行われる時間の少し前に部屋を出たのでそれは見ず。境内につくと射手(いて)の方と馬は横の広場で輪乗り。的の前では古武術演武。居合抜刀術が披露されていた。斬った巻き藁を空中でもう一度斬るという早業も。
流鏑馬はまず鏑矢を放つところから始まる。射手が的の前に立ち鏑矢を放って、その音によって邪気を払うんだそうな。次に1組目の素馳(すばせ)という試走が行われてから奉射(予選)が開始された。この日は全部で3組あって、素馳は各組ごとに行われる。



実際近くで見ると、迫力もさながら、その難易度の高さも思い知ることになる。手綱を握らずに馬を真っ直ぐ走らせることから始まって、速度の制御も必要。これに加えて矢をつがえて的めがけて解き放つ、という一連の動作が必要になってくる。
的を通り過ぎるのは一瞬。乗っている射手の人達は相当の集中力が必要だと思われる。あと馬も凛々しくかわいい。これだけの装備の人を乗せて走るのは大変だったろうけど。



射手はご年配の方から若手まで、幅広い年齢の方がいた。1組目は男性のみ5名の組。采配が振られると出番となった射手が馬場へと馬を駆っていく。
的は2つ。一の的、二の的、という呼び方で、的中すると実況の女性が「一の的、的中!」と言ってくれるから、離れた方の的が当たったかもわかりやすい。これを各射手が2回ずつやって上位者が決勝進出する。




2組目は女性5名だけの組。さすがに馬の制御は力や体重のある男性に比べると少し難儀していたイメージ。経験の差などもあるかもしれない。
そうは言ってもどちらかの的に当ててくるのは流石。この日は緑と赤の衣装を纏った女性が一番的中率が高く、競射(決勝)に残った。ちなみに射ち終わった射手は、下手の脇で馬に乗ったまま全員が終わるまで待機して、それから自分の放った矢を受け取りつつ揃って馬場上(ばばかみ)へ戻ってくる。





3組目は再び男性5名の組で、甲冑を着ての競技。重そう。でもそういうことを微塵も感じさせない安定感で馬を操り、矢を放っていく。まさに研鑽の賜物。



そうして上位5名の方が残り、競射は的が木の板になって一回り小さくなる。さっきの的でさえ当てるのが難しそうなのに小さくなるし色は地味になるしで、もう大変。
しかしさすがに決勝、皆バシバシ的へ当てていく。おかげでこれでも優勝者が決まらなかったため、上位3名の射手でもう一度決戦。これは1回だけの競技となった。





そうして優勝した方は、この決戦も全て的中し、一度の失敗もなく終えた。この方昨年も競射を3回やって全的中だったらしい。すごすぎる!
確かに写真を撮った分だけ見ても全部的に当たっている。とりあえず競射以降の2射分を下に。的が割れた瞬間は、どの角度から撮ってもそれなりの絵になって面白い。それにしても見事な操馬と弓の技術。



ここまでいかにも知った風に書いてるけれど、実は流鏑馬についても衣装のどれがどうだというのも全然知らなかったりする(笑)。だいたい実況の方が解説してくれた部分に、ネットで検索した情報で補っているだけである。
検索上位に出た『やぶなび』という日本各地の流鏑馬を紹介するサイトがあったので眺めていたら、他の流鏑馬も見に行きたくなった。今回の大國魂神社の流鏑馬をしたのは戸山流の方々のようだ。そういえば的の周りの幕に戸山流とあった。
心配された雨も時折パラついた程度で、濡れることなく競技全てを楽しめた。奥さんと歩行者天国になった欅並木の車道を散歩してから部屋に戻った。



Amazon