去る7月20日、近いため毎年のように見ている東京競馬場花火大会、今年は友人夫婦と誘い合って行ってきた。天気予報によると夕方からの降水確率が50〜60%。中止も懸念されたものの無事開催。あまりないことなので、その顛末を書いてみる。
我々夫婦が行ったのは開始1時間前となる18時半くらい。すでに雲行きが怪しげ。黒くて厚い雲が強い風に乗ってやってきていた。「これは降るなー」と言いつつ友人が場所取りしてくれていた内馬場へ向かった。
ちょこんと張られたブルーシートに到着すると、風がさらに強まり、内馬場に掲揚された国旗が引きちぎれんばかりにはためき始める。ハラハラと落ちて来る雨…が一気にどしゃ降りに。周囲の人達も慌てて売店の軒下や馬券売場の建物の中へ逃げ込んでいく。我々もそれに続いた。
友人夫婦はまだ東門あたりに着いた頃らしい。「今日は中止でしょ」となぜかもう諦めの返事が。途中で連絡を取り合っていると、もうシートを引き上げてメインスタンドの方へ戻ったらしい(笑)。「いやーやると思うんだよねー」と引きとどめて時を待つ。
そうこうしているうちに雨も風も徐々に鎮まり、開催しそうな雰囲気になってきたので、一旦メインスタンドにいる友人のところまで行って、再び連れ立って内馬場へと戻ってきた。場内にも「安全確認のため20分遅れて開始となります」のアナウンス。よしよし。
先程の場所は別の人に取られてしまったので、別の場所へシートを張り直してお寿司とノンアルコールビールで乾杯。この風雨のせいでシートは吹き飛んだり片付けられたりで、ほとんどの人の場所取りは意味を為していなかった。
府中市長の挨拶が始まった頃、雨がわずかに強まるも花火は決行!風が収まっていたのが良かったかもしれない。なんだか神がかっている。
何発かの花火がチラホラと上がった後、いよいよグランドオープニング。地面から何本もの花火が空へと一斉に打ち上げられていく。
昨年は位置的にも良くて三脚を立てられたのだけど、今回は人の動きが活発な場所に位置取ったこともあり邪魔、ということで全部手持ちで撮影した。右目でファインダー、左目で生花火、という感じで楽しんだ。ファインダーを通してみると、レンズに落ちる水滴もなかなか幻想的で悪くない。
カメラはPENTAX K-5IIsとDA 18-135mm F3.5-5.6 WRの組み合わせ。どちらも防塵防滴構造なので、こういう悪天候の時でも安心。
この2つは過去に雨の自転車レースなどでもカバーなし、むき出しのまま使っても全く問題なく動作していて、高性能レンズより多少写りが劣っても手放せない。今まで使ってきたどのデジタル一眼レフより堅牢なツクリをしていると思う。使用カメラの中ではCanonの7Dと5D Mark III + Lレンズも防塵防滴を謳っているけれど、経験上それよりも信頼性は高い。
撮影は手持ちなので、頑張ってホールディングしても2秒までが限界と言ったところ。逆にわざと手ブレを起こしてみても、面白い写真が撮れるのが花火のいいところではある。
雨は花火が中盤に差し掛かる頃にはほぼ止んだ。ただ、花火の後ろには遠ざかりつつも稲光りがしており、普通の晴れ空では見られない花火と雷のコラボレーションも見られた。
自分も花火と雷の光線が同時に光っているところを収めたかったのけれど、タイミングが悪く、それはかなわず。それでも雲が稲光りに染まった瞬間が1枚だけ撮れたのでちょっと満足。
時が経つのは早いもので、しゃがみこんでシャッターを切りつつ空を見上げていたらあっと言う間にグランドフィナーレの時間となった。実際、東京競馬場の花火大会は30分ほどで終わりを迎える。だからみんな始まる前から飲んで食べて、花火が始まったらしっかり見る、と言うのがいつもの風景。雨でそれがかなわなかったのは残念。
しかしその分花火の質は高く、しっかり構成されているのがわかる。グランドフィナーレはその集大成とも言うべき時間で、打ち上がっている間あちこちから大きな歓声が上がる。
こうして今年の東京競馬場花火大会もおしまい。友人夫婦も帰らず見られて満足そうだった。
帰りに競馬場正門前駅までの通路を歩いていると、落雷の影響で京王線が停止しているとのアナウンス。電車で来た人達はしばらくホームにも入れなかったようだ。来年は夏の嵐が来ないように祈りたい。のんびりと、ビール片手に花火を待つのが一番。
我々夫婦が行ったのは開始1時間前となる18時半くらい。すでに雲行きが怪しげ。黒くて厚い雲が強い風に乗ってやってきていた。「これは降るなー」と言いつつ友人が場所取りしてくれていた内馬場へ向かった。
ちょこんと張られたブルーシートに到着すると、風がさらに強まり、内馬場に掲揚された国旗が引きちぎれんばかりにはためき始める。ハラハラと落ちて来る雨…が一気にどしゃ降りに。周囲の人達も慌てて売店の軒下や馬券売場の建物の中へ逃げ込んでいく。我々もそれに続いた。
友人夫婦はまだ東門あたりに着いた頃らしい。「今日は中止でしょ」となぜかもう諦めの返事が。途中で連絡を取り合っていると、もうシートを引き上げてメインスタンドの方へ戻ったらしい(笑)。「いやーやると思うんだよねー」と引きとどめて時を待つ。
そうこうしているうちに雨も風も徐々に鎮まり、開催しそうな雰囲気になってきたので、一旦メインスタンドにいる友人のところまで行って、再び連れ立って内馬場へと戻ってきた。場内にも「安全確認のため20分遅れて開始となります」のアナウンス。よしよし。
先程の場所は別の人に取られてしまったので、別の場所へシートを張り直してお寿司とノンアルコールビールで乾杯。この風雨のせいでシートは吹き飛んだり片付けられたりで、ほとんどの人の場所取りは意味を為していなかった。
府中市長の挨拶が始まった頃、雨がわずかに強まるも花火は決行!風が収まっていたのが良かったかもしれない。なんだか神がかっている。
何発かの花火がチラホラと上がった後、いよいよグランドオープニング。地面から何本もの花火が空へと一斉に打ち上げられていく。
昨年は位置的にも良くて三脚を立てられたのだけど、今回は人の動きが活発な場所に位置取ったこともあり邪魔、ということで全部手持ちで撮影した。右目でファインダー、左目で生花火、という感じで楽しんだ。ファインダーを通してみると、レンズに落ちる水滴もなかなか幻想的で悪くない。
カメラはPENTAX K-5IIsとDA 18-135mm F3.5-5.6 WRの組み合わせ。どちらも防塵防滴構造なので、こういう悪天候の時でも安心。
この2つは過去に雨の自転車レースなどでもカバーなし、むき出しのまま使っても全く問題なく動作していて、高性能レンズより多少写りが劣っても手放せない。今まで使ってきたどのデジタル一眼レフより堅牢なツクリをしていると思う。使用カメラの中ではCanonの7Dと5D Mark III + Lレンズも防塵防滴を謳っているけれど、経験上それよりも信頼性は高い。
撮影は手持ちなので、頑張ってホールディングしても2秒までが限界と言ったところ。逆にわざと手ブレを起こしてみても、面白い写真が撮れるのが花火のいいところではある。
雨は花火が中盤に差し掛かる頃にはほぼ止んだ。ただ、花火の後ろには遠ざかりつつも稲光りがしており、普通の晴れ空では見られない花火と雷のコラボレーションも見られた。
自分も花火と雷の光線が同時に光っているところを収めたかったのけれど、タイミングが悪く、それはかなわず。それでも雲が稲光りに染まった瞬間が1枚だけ撮れたのでちょっと満足。
時が経つのは早いもので、しゃがみこんでシャッターを切りつつ空を見上げていたらあっと言う間にグランドフィナーレの時間となった。実際、東京競馬場の花火大会は30分ほどで終わりを迎える。だからみんな始まる前から飲んで食べて、花火が始まったらしっかり見る、と言うのがいつもの風景。雨でそれがかなわなかったのは残念。
しかしその分花火の質は高く、しっかり構成されているのがわかる。グランドフィナーレはその集大成とも言うべき時間で、打ち上がっている間あちこちから大きな歓声が上がる。
こうして今年の東京競馬場花火大会もおしまい。友人夫婦も帰らず見られて満足そうだった。
帰りに競馬場正門前駅までの通路を歩いていると、落雷の影響で京王線が停止しているとのアナウンス。電車で来た人達はしばらくホームにも入れなかったようだ。来年は夏の嵐が来ないように祈りたい。のんびりと、ビール片手に花火を待つのが一番。
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