発売したばかりのWacomのペンタブレット、Intuos Pen & Touch CTH-480/S0を手に入れた。これまで使ってきたBamboo Pen CTL-470/K0は軽かったが横長だったため、モバイルの際に狭いデスクだとはみ出したり、他の物を置くスペースが限られたりと少々不便だった。今回のこれは横幅が-6.81cm、本体重量も390g→310gと軽くなっていて、アップグレードに躊躇する理由はナシ。即買い。
自分が購入したのは名前の通り、タッチ機能付きのバージョン。ペン入力だけのIntuos Pen CTL-480/S0というのもあって、それは数千円安い。タッチ機能がいらない人はこちらで良いと思う。見た目や大きさは一緒。どちらも最小のSサイズ。
使い心地とかは後で触れるとして、まずは無駄に箱の開封を順に追ってみる。
Intuos Pen & Touch Sサイズ(CTH-480/S0)の外箱 (c)Bisoh
外箱を外すと「Intuos」の文字 (c)Bisoh
さらに開けると「Welcome」の文字がお出迎え (c)Bisoh
春先に買ったCintiq 13HDと同様にシンプルながら演出が凝っている。早く使ってみたくてサクサク開けていってしまうところだけど、余分な時間をかけずに開けること自体に楽しみを与えてくれる感じが好き。
続いて不織布のケースに覆われた本体とペンがお目見え (c)Bisoh
本体を出すと下にUSBケーブルとドライバーCD-ROMが入ってる (c)Bisoh
Intuos Pen & Touch CTH-480/S0と付属品。USBケーブル、ペン、本体、ドライバーCD-ROMなどが入っている箱 (c)Bisoh
箱の中身。ドライバーCD-ROM、クイックスタートガイド、ペンホルダーの予備、ペンリングの予備 (c)Bisoh
開封の儀終わり。こうやって実物を持ってみると、やはり小さい、軽い。さらに前に使っていたBamboo MTE-450/K0に近い大きさ。もっと小さいかも?壊れるまで使い倒して処分してしまったけれど、このサイズのペンタブレットの再来を待っていたから嬉しい。
写真の通りBamboo Pen CTL-470/K0と比較してみるとその差は大きく、一目瞭然。正しい進化してる。
Bamboo Pen CTL-470/K0の横に並べてみた。奥行きはほぼ同じ (c)Bisoh
縦に並べると幅の違いがよくわかる。左側のスペースがごっそり省かれてる (c)Bisoh
この小さいスペースに予備部品も効率よく収まるようになっている。裏面の中央のフタを開けると、布製のペンホルダーの交換が出来ると同時に、フタの裏側に収まったペンの替芯3本も見ることが出来る。また、真ん中にある穴にペンの芯を差して少し傾けて上に引くと芯が抜ける。
しかし予備のペンホルダーの布とペンリングは元の青色と違って黒。なぜだろう。同じ色でいいんじゃないかな。別売りでカラーバリエーション展開してくれたら面白いと思う。
裏面 (c)Bisoh
ペンホルダーのフタを開けたところ。右上の布はペンホルダーの予備 (c)Bisoh
ペンホルダーのフタの裏に替芯3本が付いている (c)Bisoh
さて、ドライバーをインストールして、ようやくマイマシンMacBook Airに接続。Bamboo Penの方はケーブルが横から出ていたこともあって、かなり幅を取っていたことがわかる。Intuos Pen & Touchは幅がだいぶ狭くなって、ケーブルの位置も上に変わり、キーボードとの距離が遥かに短くなった。
Intuos CTH-480/S0をMacBook Airに繋げたところ。描画エリアとキーボードとの距離が短い。幅も随分なくなり、省スペース (c)Bisoh
Bamboo Pen CTL-470/K0を接続するとこんな感じ。幅取り過ぎ (c)Bisoh
実際は左利きモードにしてこんな風にキーボードとの距離を短くしてた。それでも幅を取るのは変わらず (c)Bisoh
ペン自体は細身ながら上位モデルのようなくびれのある形状に変わり、握りやすくなっている。
ドライバーはBambooの最新版ぽい扱いかと思いきや、Intuosの名が示す通り、Intuos 4/5やその後継であるIntuos Pro、Cintiqなどと共通のものになっていた。
ただここからがヘンテコなところで、ペン自体は前モデルのBamboo Penなどと互換性がある。そしてIntuos 4/5/ProやCintiqとの互換性はなし。要するにペンの中身はBambooのまま。
今回のBambooから改名したIntuosシリーズは傾き検出がないのと、筆圧レベルが1024段階である点が、上位モデルであるIntuos Pro系とは違う(Pro系は傾き検出あり、筆圧レベル2048段階)。このあたりの差でペンの内部仕様も違うのかもしれない。でも、Intuosの名を冠するようになったからにはペンも共用出来るようにしてほしかったところ。
ペン3種類。上からBamboo Pen CTL-470/K0、Intuos Pen & Touch CTH-480/S0、Intuos 4/5 (c)Bisoh
ペンは先代Bambooと互換性あり使用可能。Intuos 4/5のペンとは互換性なし (c)Bisoh
Intuos 4/5のペンスタンドはブカブカでフィットはしないものの、一応代用にはなる (c)Bisoh
ペンホルダーへは、より細身になっている消しゴムペン側から挿入する。結構ピッタリしているので、無理に押し込んでいかない方が良いと思う。
本体は、接続すると左のLEDが、ファンクションキーを押すと右のLEDが発光して、それぞれのアクションが視認出来るのは良いところ。
ペンホルダーにペンを入れたところ (c)Bisoh
左側のLEDは白。PCと接続すると光る (c)Bisoh
ファンクションキーのどれかを押すと右側のLEDが青く光る (c)Bisoh
これについてはiPadにサイズが近く、ペンとUSBケーブル込みで収まりそうな気がするので、今度家電量販店あたりに行った際、iPadケースを試してみようと思う。とりあえず梱包用に使われていた黒い不織布ケースで一時しのぎすることにした。薄いから長くは保たないだろうなあ…。
Bamboo Pen CTL-470/K0と付属のケース (c)Bisoh
Intuos Pen & Touch CTH480/S0にはケースがないので、とりあえず梱包時の不織布ケースを使うことに… (c)Bisoh
ただし長く付き合おうと思うと、今のところ(2013/09/16現在)交換用オーバーレイシートがないのはマイナスかな。でもタッチパネル付きのこれは、ユーザー自身で交換するのは難しいだろうとは思う。
そのもう一つの特徴、タッチ機能もWacomの初期のタッチ機能搭載モデルを店舗で触れた時よりかなり進歩している。誤反応が減っているし、応答速度もそれなりになった。
さすがにAppleのMagic Track Padほどの快適さはないけれど、タッチに特化した専用機と比べるのは酷。どちらにしろ作業時は左手でトラックパッドとキーボードショートカットを使いまくるから、それらの補助機能として捉えれば十分使えるレベル。
Intuos Pen & Touch CTH480/S0 (c)Bisoh
軽量コンパクトで絵描きにもちゃんと使えるペンタブレットが戻ってきたのはやはりありがたい。出先で使うにはこれで用が足りる。次のアップグレードで望むのはペンの全モデル共用かな。ケースは付けなくてもいいから、合いそうな製品をオフィシャルサイトで紹介してくれたら嬉しいのだけど。
ペンタブレットは、マウスやトラックパッドに変わるポインティングデバイスを求めている人も試してみると良いと思う。ピンポイントで狙った箇所をクリック出来るので、絵を描く以外の作業、フォトレタッチやWEBデザイン、FlashやIllustratorのパス操作なんかでも作業効率は格段に上がる。オススメ。
自分が購入したのは名前の通り、タッチ機能付きのバージョン。ペン入力だけのIntuos Pen CTL-480/S0というのもあって、それは数千円安い。タッチ機能がいらない人はこちらで良いと思う。見た目や大きさは一緒。どちらも最小のSサイズ。
使い心地とかは後で触れるとして、まずは無駄に箱の開封を順に追ってみる。
![Intuos Pen & Touch Sサイズ(CTH-480/S0)の外箱](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/15/intuos_cth480s0-6727.jpg)
![外箱を外すと「Intuos」の文字](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6735.jpg)
![さらに開けると「Welcome」の文字がお出迎え](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6736.jpg)
春先に買ったCintiq 13HDと同様にシンプルながら演出が凝っている。早く使ってみたくてサクサク開けていってしまうところだけど、余分な時間をかけずに開けること自体に楽しみを与えてくれる感じが好き。
![続いて不織布のケースに覆われた本体とペンがお目見え](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6737.jpg)
![本体を出すと下にUSBケーブルとドライバーCD-ROMが入ってる](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6738.jpg)
![Intuos Pen & Touch CTH-480/S0と付属品。USBケーブル、ペン、本体、ドライバーCD-ROMなどが入っている箱](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6739.jpg)
![箱の中身。ドライバーCD-ROM、クイックスタートガイド、ペンホルダーの予備、ペンリングの予備](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6747.jpg)
開封の儀終わり。こうやって実物を持ってみると、やはり小さい、軽い。さらに前に使っていたBamboo MTE-450/K0に近い大きさ。もっと小さいかも?壊れるまで使い倒して処分してしまったけれど、このサイズのペンタブレットの再来を待っていたから嬉しい。
写真の通りBamboo Pen CTL-470/K0と比較してみるとその差は大きく、一目瞭然。正しい進化してる。
![Bamboo Pen CTL-470/K0の横に並べてみた。奥行きはほぼ同じ](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6753.jpg)
![縦に並べると幅の違いがよくわかる。左側のスペースがごっそり省かれてる](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6749.jpg)
この小さいスペースに予備部品も効率よく収まるようになっている。裏面の中央のフタを開けると、布製のペンホルダーの交換が出来ると同時に、フタの裏側に収まったペンの替芯3本も見ることが出来る。また、真ん中にある穴にペンの芯を差して少し傾けて上に引くと芯が抜ける。
しかし予備のペンホルダーの布とペンリングは元の青色と違って黒。なぜだろう。同じ色でいいんじゃないかな。別売りでカラーバリエーション展開してくれたら面白いと思う。
![裏面](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6756.jpg)
![ペンホルダーのフタを開けたところ。右上の布はペンホルダーの予備](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6758.jpg)
![ペンホルダーのフタの裏に替芯3本が付いている](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6757.jpg)
さて、ドライバーをインストールして、ようやくマイマシンMacBook Airに接続。Bamboo Penの方はケーブルが横から出ていたこともあって、かなり幅を取っていたことがわかる。Intuos Pen & Touchは幅がだいぶ狭くなって、ケーブルの位置も上に変わり、キーボードとの距離が遥かに短くなった。
![Intuos CTH-480/S0をMacBook Airに繋げたところ。描画エリアとキーボードとの距離が短い。幅も随分なくなり、省スペース](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6769.jpg)
![Bamboo Pen CTL-470/K0を接続するとこんな感じ。幅取り過ぎ](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6770.jpg)
![実際は左利きモードにしてこんな風にキーボードとの距離を短くしてた。それでも幅を取るのは変わらず](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6772.jpg)
タブレットドライバーとペンの関係
続いてドライバーとペンの関係について。ペン自体は細身ながら上位モデルのようなくびれのある形状に変わり、握りやすくなっている。
ドライバーはBambooの最新版ぽい扱いかと思いきや、Intuosの名が示す通り、Intuos 4/5やその後継であるIntuos Pro、Cintiqなどと共通のものになっていた。
ただここからがヘンテコなところで、ペン自体は前モデルのBamboo Penなどと互換性がある。そしてIntuos 4/5/ProやCintiqとの互換性はなし。要するにペンの中身はBambooのまま。
今回のBambooから改名したIntuosシリーズは傾き検出がないのと、筆圧レベルが1024段階である点が、上位モデルであるIntuos Pro系とは違う(Pro系は傾き検出あり、筆圧レベル2048段階)。このあたりの差でペンの内部仕様も違うのかもしれない。でも、Intuosの名を冠するようになったからにはペンも共用出来るようにしてほしかったところ。
![ペン3種類。上からBamboo Pen CTL-470/K0、Intuos Pen & Touch CTH-480/S0、Intuos 4/5](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6765.jpg)
![ペンは先代Bambooと互換性あり使用可能。Intuos 4/5のペンとは互換性なし](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6775.jpg)
![Intuos 4/5のペンスタンドはブカブカでフィットはしないものの、一応代用にはなる](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6779.jpg)
ペンホルダーへは、より細身になっている消しゴムペン側から挿入する。結構ピッタリしているので、無理に押し込んでいかない方が良いと思う。
本体は、接続すると左のLEDが、ファンクションキーを押すと右のLEDが発光して、それぞれのアクションが視認出来るのは良いところ。
![ペンホルダーにペンを入れたところ](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6784.jpg)
![左側のLEDは白。PCと接続すると光る](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6773.jpg)
![ファンクションキーのどれかを押すと右側のLEDが青く光る](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6774.jpg)
ケースがない
今回のIntuosにはケースが付属していない。自分のようなモバイル用途で使う人にはちょっとマイナス。持ち運ぶ時に、描画面のシートはやはり保護しておきたい。これについてはiPadにサイズが近く、ペンとUSBケーブル込みで収まりそうな気がするので、今度家電量販店あたりに行った際、iPadケースを試してみようと思う。とりあえず梱包用に使われていた黒い不織布ケースで一時しのぎすることにした。薄いから長くは保たないだろうなあ…。
![Bamboo Pen CTL-470/K0と付属のケース](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6802.jpg)
![Intuos Pen & Touch CTH480/S0にはケースがないので、とりあえず梱包時の不織布ケースを使うことに…](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6804.jpg)
描き心地、タッチ機能の使い心地
描き心地については、描画面のシートにうっすらざらつきが加えてあり、適度な抵抗感があって良い感じ。前モデルのBambooもその辺は一緒だったから、描き心地自体に大きな差はない。逆に言えばこれでいい。ただし長く付き合おうと思うと、今のところ(2013/09/16現在)交換用オーバーレイシートがないのはマイナスかな。でもタッチパネル付きのこれは、ユーザー自身で交換するのは難しいだろうとは思う。
そのもう一つの特徴、タッチ機能もWacomの初期のタッチ機能搭載モデルを店舗で触れた時よりかなり進歩している。誤反応が減っているし、応答速度もそれなりになった。
さすがにAppleのMagic Track Padほどの快適さはないけれど、タッチに特化した専用機と比べるのは酷。どちらにしろ作業時は左手でトラックパッドとキーボードショートカットを使いまくるから、それらの補助機能として捉えれば十分使えるレベル。
![Intuos Pen & Touch CTH480/S0](https://www.jumbo-stickies.com/sites/default/files/images/2013/09/16/intuos_cth480s0-6798.jpg)
軽量コンパクトで絵描きにもちゃんと使えるペンタブレットが戻ってきたのはやはりありがたい。出先で使うにはこれで用が足りる。次のアップグレードで望むのはペンの全モデル共用かな。ケースは付けなくてもいいから、合いそうな製品をオフィシャルサイトで紹介してくれたら嬉しいのだけど。
ペンタブレットは、マウスやトラックパッドに変わるポインティングデバイスを求めている人も試してみると良いと思う。ピンポイントで狙った箇所をクリック出来るので、絵を描く以外の作業、フォトレタッチやWEBデザイン、FlashやIllustratorのパス操作なんかでも作業効率は格段に上がる。オススメ。
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