購入翌日の夕方、ソニーα9のテスト撮影をしてきた。先に書くと、撮影結果は本当に満足行くもので、改めてα9の良さを実感出来た。たいした写真はないけれど、日中の動体追従、暗所の動体追従、暗所AFや高感度での解像力など、なんとなくわかると思うので参考にどうぞ。
全ての写真はJPEG+RAWで撮り、Photoshop LightroomでRAW現像。自分が作った汎用プリセットを適用した程度。貧弱サーバにつき、ピクセル等倍で写真全体をアップするのは無理なので、必要と思った写真だけ部分的に等倍切り出しを行った。
結果、日中のAF追従と連写には文句なし。ブラックアウトフリーとミラーショックフリーで非常に被写体も追いやすい。歩留まりについては、自分の起こしたわずかな手ブレによって数枚無駄にしたくらいで、カメラ自体はしっかり被写体を捉えてくれていた。
もちろんこれについてはレンズの能力も出るわけで、SEL70300Gも解像力に優れた良いレンズだと言える。ただしSEL70300Gは開放値がF4.5〜5.6なので、大きなボケを求める人には物足りないかな。でも90cmまで寄れるし、本当に使い勝手が良い。
ちなみにMF時の拡大サポートは使わず。この機能は拡大中に構図がわからなくなってしまうので、手持ち撮影の時はずっとオフにしていて、そもそもこういうMFオンリーの他社製レンズにも対応しているのか確認してなかったり。でも、α9のEVFは高解像度かつ高FPSのため、比較的ピントが合わせやすくて助かった。
それにしても良いレンズ。マウントアダプターを介して他社製レンズを使えるのもαシリーズの楽しさ。この場を借りて、ありがとうございました。
もちろんAF-Cはどんな条件でもビシバシ来るわけではなく、被写体への照明の当たり具合を見て判断すれば、ちゃんと効いてくれる、と言うこと。α6500だとこういった暗所でのAF-Cはまず無理なんだけど、α9は諦める必要がないのでありがたい。
ただ、木材的な色?はなんとなく苦手な雰囲気で、もうちょっと明るい場所でコントラストがある部分を狙ってもAFが迷う事がある。上に登場したLife Size Cribeのデコボコした木の壁面などでも時折起きていた。ナゾ。
α9は、693点の像面位相差検出AFセンサーにより、画面の端までピントを合わせられるところも嬉しい。今まで使っていたEOS 5D Mark IIIは画面の中央寄りにしかフォーカスポイントがない。そのため、画面の端の方にピントを合わせようとした場合には、中央寄りにしかないフォーカスポイントで一旦ピントを合わせ、カメラを動かして構図を作る、という事が必要だった。この動きでピント位置がズレてしまう事もあるのだけど、α9なら先に構図を作ってからフォーカシング出来るので、ピントがズレる心配もない。
で、最後は唐揚げをISO16000で。室内で被写体ブレなく撮ろうとするとシャッタースピードを上げる必要が出て来るわけだけど、ISO16000でもこれだけ綺麗に撮れるという見本。経験上、これより低いISO12800やISO6400の画質は、屋内や夜間のライブや演劇撮影の大半で、普通に許容範囲としてもらえると思う。被写体がしっかり止まって撮れてる方が大事なので。
テスト撮影した写真はこれにておしまい。今後のお仕事などでしっかり使っていくために、自分の中でα9の性能に納得出来たのが何より。各種設定も自分好みにカスタマイズして、操作にも慣れることが出来た。
α9には「これは無理」と言う場面がほとんどないし、フルサイズセンサーのレンズ交換式カメラにしてはかなり軽くてコンパクトなので、普段使いでも今までより気軽に持ち出せる。正直言うともう1台欲しいなあと…。また頑張ってお金貯めよう。
全ての写真はJPEG+RAWで撮り、Photoshop LightroomでRAW現像。自分が作った汎用プリセットを適用した程度。貧弱サーバにつき、ピクセル等倍で写真全体をアップするのは無理なので、必要と思った写真だけ部分的に等倍切り出しを行った。
電車をAF-Cで連写
薄曇りの夕方に西武多摩湖線沿いで連写とAF追従のテスト。SEL70300Gを使い、連写速度はHi(電子シャッターでの20コマ/秒)ISO感度はAUTO。踏切近くの歩道脇と、歩道橋の上からの2箇所で撮影してみた。特に鉄道好きと言うわけではないのでどこでどう撮るか迷ったけれど、道行く人に迷惑がかからない場所を選びつつ、無難な感じには撮れた。結果、日中のAF追従と連写には文句なし。ブラックアウトフリーとミラーショックフリーで非常に被写体も追いやすい。歩留まりについては、自分の起こしたわずかな手ブレによって数枚無駄にしたくらいで、カメラ自体はしっかり被写体を捉えてくれていた。
解像力も文句なし
低感度域で、SEL70300G(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)を使って遠景建造物の撮影テスト。ほんのわずか画にゆらぎがあるのは、遠景ゆえに空気層の屈折により起こっているものと思われる。F5.6解放値での撮影だったけれども、画面の端までしっかり解像している。もちろんこれについてはレンズの能力も出るわけで、SEL70300Gも解像力に優れた良いレンズだと言える。ただしSEL70300Gは開放値がF4.5〜5.6なので、大きなボケを求める人には物足りないかな。でも90cmまで寄れるし、本当に使い勝手が良い。
マニュアルフォーカスのツァイスレンズを借りて撮る
全く想定していなかったレンズの撮影機会を得たので掲載。いつも行くコーヒースタンド『Life Size Cribe』にて、たまたま居たお客さんがソニーα7IIにMマウントのCarl Zeiss C Sonnar 1.5/50ZMを付けていたので、お借りしてカフェラテをマニュアルフォーカスで撮影。ちなみにMF時の拡大サポートは使わず。この機能は拡大中に構図がわからなくなってしまうので、手持ち撮影の時はずっとオフにしていて、そもそもこういうMFオンリーの他社製レンズにも対応しているのか確認してなかったり。でも、α9のEVFは高解像度かつ高FPSのため、比較的ピントが合わせやすくて助かった。
それにしても良いレンズ。マウントアダプターを介して他社製レンズを使えるのもαシリーズの楽しさ。この場を借りて、ありがとうございました。
場面によって使い分けられるオートホワイトバランスが有能
α9とα6500についている3種類のオートホワイトバランス(AWF)が本当に使いやすい。もうこれだけでいいんじゃない?って思うくらい。実際にはそうもいかないけれど、日常のスナップならこの3つだけでもたっぷり遊べる。特にホワイト優先は、被写体の白をちゃんと出したい時には有効。暗所&超高感度域での動体追従撮影もOK
帰り道に、夜の西武多摩湖線車両を常用感度上限のISO25600で撮影。さすがに粗いけれど、これだけ撮れれば大丈夫。2000ピクセル程度まで落としてPCの画面で見るくらいなら実用範囲内に収まる。もちろんAF-Cはどんな条件でもビシバシ来るわけではなく、被写体への照明の当たり具合を見て判断すれば、ちゃんと効いてくれる、と言うこと。α6500だとこういった暗所でのAF-Cはまず無理なんだけど、α9は諦める必要がないのでありがたい。
暗所AFの強さや広範囲に渡るフォーカスポイントは撮影の楽しみを拡げてくれる
動体追従までは無理でも、こんな暗い場所でもAFのピントが来るよって言う例を1つ。スポルティーフのクランクを隣室から漏れる明かりだけで撮影した写真。ただ、木材的な色?はなんとなく苦手な雰囲気で、もうちょっと明るい場所でコントラストがある部分を狙ってもAFが迷う事がある。上に登場したLife Size Cribeのデコボコした木の壁面などでも時折起きていた。ナゾ。
α9は、693点の像面位相差検出AFセンサーにより、画面の端までピントを合わせられるところも嬉しい。今まで使っていたEOS 5D Mark IIIは画面の中央寄りにしかフォーカスポイントがない。そのため、画面の端の方にピントを合わせようとした場合には、中央寄りにしかないフォーカスポイントで一旦ピントを合わせ、カメラを動かして構図を作る、という事が必要だった。この動きでピント位置がズレてしまう事もあるのだけど、α9なら先に構図を作ってからフォーカシング出来るので、ピントがズレる心配もない。
で、最後は唐揚げをISO16000で。室内で被写体ブレなく撮ろうとするとシャッタースピードを上げる必要が出て来るわけだけど、ISO16000でもこれだけ綺麗に撮れるという見本。経験上、これより低いISO12800やISO6400の画質は、屋内や夜間のライブや演劇撮影の大半で、普通に許容範囲としてもらえると思う。被写体がしっかり止まって撮れてる方が大事なので。
サイレントシャッターが本当に無音
電子シャッター時の音は、作られた電子音を発生させてるだけなので、これをオフにすれば聞こえるのは、微かなレンズのフォーカシング音と手ブレ補正の音のみ。その上この状態で20コマ/秒の撮影が出来る。これまた音に気を使いまくる舞台撮影などでは、必ず使う機能。テスト撮影した写真はこれにておしまい。今後のお仕事などでしっかり使っていくために、自分の中でα9の性能に納得出来たのが何より。各種設定も自分好みにカスタマイズして、操作にも慣れることが出来た。
α9には「これは無理」と言う場面がほとんどないし、フルサイズセンサーのレンズ交換式カメラにしてはかなり軽くてコンパクトなので、普段使いでも今までより気軽に持ち出せる。正直言うともう1台欲しいなあと…。また頑張ってお金貯めよう。
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