Rapha『Brevet Bidon』 CAMELBAKとRaphaのこだわりが詰まった自転車用ボトル

2015/10/28(水) - 08:59 | bisoh
夏真っ盛りの写真を晩秋の時期に載せるのはなかなか気が引けるのだけど、3ヶ月くらい使っているので、それも含めてのレビューと思って許していただきたく。そんなRaphaの自転車用ボトル『Brevet Bidon(ブルベ・ビドゥン)』の話。

Rapha Brevet BidonRapha Brevet Bidon (c)Bisoh
自転車用ボトルも安い物から高い物までいろいろある。このBrevet Bidonは2,000円ほどするから、500〜600mlのボトルとしては高い部類に入る。

現行のRaphaのボトルはこれも含めてCAMELBAK製で、価格だけを見れば同じ機構を持つCAMELBAK純正の『ポディウムボトル』あたりの方がリーズナブルで良い。しかしボトル形状自体を変えていたり、表面のデザインも見ての通り完全なRaphaオリジナル。自分は見た目や使いやすさなどを考えてRapha版を選んだ。

それに丁度アンケートに答えると割引クーポンがもらえるキャンペーンをやっていたんだよね…。選択した色はホワイト/ブラック。他にグリーン/ブラック、オレンジ/ブラックがある。容量610ml。

白のストライプにシルバーのRaphaロゴが入る白のストライプにシルバーのRaphaロゴが入る (c)Bisohモノトーン柄はどのフレームにもよく合うモノトーン柄はどのフレームにもよく合う (c)Bisoh

秀逸なのは水量調整が出来る飲み口周りのダイアル機構。完全にダイアルを締めてしまえばボトルを押しても水は出てこない。

飲み口を開けている状態でも、ボトルに圧をかけなければ水が出てこないのも良い。そしていざ水を飲む際には、ボトルが柔らかい樹脂で出来ているため、力はさほどいらない。軽く握れば水を飲めるから、疲れが出てきたライド後半でも飲みやすい。

もちろんこれはRaphaと言うよりCAMELBAKの功績で、その仕組みは『Jet Valve』という名前。さらには水分飲用量が24%ほど通常のボトルに比べて増加するとか。確かにザーっと気持ち良く口に流しこんで飲める感じ。

それとCAMELBAK純正よりRapha版の方が、自分としては持ちやすい形状。上から3分の2あたりを細身にしつつねじりのモールドが加えられており、ボトルから出し入れする時に滑りにくくなっている。

ダイアルをひねることで水量調整可能。完全に閉めれば止水するダイアルをひねることで水量調整可能。完全に閉めれば止水する (c)Bisohボトルを握ると水が出る。圧をかけなければ逆さにしても水は出ないのでこぼれる心配がないボトルを握ると水が出る。圧をかけなければ逆さにしても水は出ないのでこぼれる心配がない (c)Bisoh

なお、水量調整機能は便利と書きつつ、今のところ全開でしか使ったことがない。とは言えしっかり止水出来るのは、バックパックへ放り込む時などに水漏れの心配がなくなったので嬉しい。安いボトルにはキャップを押し込んでも水が漏れてくる物があるから、安心感が全然違う。

飲み口なんかもシリコン製でアタリが柔らかいし、自転車ボトルにありがちな「水に樹脂のニオイがついてマズい」なんてこともない。価格が高くても払った分に応えてくれてる感はあるので、デザイン買いしても損した気分にはならないと思う。それにしてもこの日は暑かった。

CAMELBAKとRapha双方のこだわりによって使い勝手やツクリがより良くなっている感じCAMELBAKとRapha双方のこだわりによって使い勝手やツクリがより良くなっている感じ (c)Bisoh