X68000用のマウス・トラックボールを入手した。元の色はライトグレーなのだけど、入手したものは黄変がかなり進んでおり、ボールもヒビ割れて中の鉄球のサビと汚れが一緒になってかなり汚い。左ボタンもなんだかクリック感がない。このまま使うのは難しいので、分解清掃と樹脂パーツ漂白、ボールの制作をすることにした。
そんなわけで今回は、マウス・トラックボールの基板周りと樹脂パーツ群を分離するまでの手順を書いてみた。普通のマウスより複雑な機構ではあるものの、たいして難しくないだろうと思い、特に検索もかけず自力で分解を開始した。
続いてマウスボタンがついた上フレームを取り外す。ボタン側先端はそのままに、手前側をそっと持ち上げる。マウスボタン先端に下フレームと連結するための爪がついている。割らないように要注意。写真くらいの位置まで持ち上げるとこの爪が外しやすくなるので、手前側に引きつつ爪が外れたのを確認しつつ、上フレームを完全に分離する。
しっかりとしたクリック感がなくなっていた左ボタンは、指でスイッチ部を直接押してみるとカチカチと右ボタンと変わらぬクリック感があった。樹脂パーツを嵌め直して改めて押してみてもクリック感は良好。バネがズレたりしてただけ?1つ余計な修復作業が不要となり、ひと安心。
次はX68K本体とマウスとをケーブルと基板を押さえている樹脂パーツを外す。ここのネジは真鍮色の1本。ネジはこれ以後出てこない。このマウス・トラックボールに使われているのは計6本のネジと言うことになる。
この小さな樹脂パーツを外しても、基板はそのネジを留めるための支柱に固定された状態となっている。これはドライバー等を基板の下に入れ、基板を持ち上げると外れてくれる。
で、この後ボールが入るドーナツ型の回転部の台座からセンサー部の2つの車輪を取れば簡単だったのだけど、写真の通り先に下フレームを分離しようと、ケーブルをその輪にくぐらせるという面倒くさい外し方をしてしまった。
これであともう少し。マウスボタンの取り外しをする。まずはトップ側の2つのボタン裏に付いたバネをば。左右とも同型。
ボタンは横向きのままだとロックされて外れない。垂直に起こしてから上に引き抜けばすんなり外れる。右ボタンから先にやる。
写真を撮り損ねたと言うか、この時点では忘れていたのだけど、左右のサイドボタンも真上に引き抜くだけで下フレームから分離できる。ただし少々キツめに嵌っているため、無理に力をかけて樹脂を折らないように注意。自分は手だけで引き抜けたけど、難しい場合は、嵌合部のボタン側の下に細身のマイナスドライバーを入れ、持ち上げてあげると良いかも。
残るはセンサー部のシャフトを外すくらい。4つ爪のある金具でシャフトの支持部と基板が固定されている。この爪をラジオペンチやピンセットで起こせばこれらの部品が分離する。
これでやりきったかなーと言う感じ。シャフトやその固定金具についたサビは紙やすりの400番で削ぎ落とし、1200番で雑に仕上げた。丁寧ピカピカにやるなら1500番、2000番くらいまで順に使って仕上げていくのだけど、まあ自分で使う物だし摩擦係数もある程度必要だし、こんなもんで良いかなと。
実際やってみて、難しい事は何もなく最後まで分解し、基板や金属パーツも綺麗にする事が出来た。この後、このマウス・トラックボールの樹脂パーツの洗浄と漂白を行ったので、次回はそれを書きたい。
ちなみに自分はグレーのX68000は所有した事がない。かつての所有機はEXPERT IIのブラックで、今持っているのはSUPERのチタンブラック。なので現状で色合わせは出来ない。しかし最近なんだかグレーも悪くないと思い始め、これが安く出ていたこともあり、うっかり「予備としてなら…」と買ってしまった次第。そのうちこのマウス・トラックボールからライトグレーな本体とキーボードが生えてくるかもしれない(笑)
そんなわけで今回は、マウス・トラックボールの基板周りと樹脂パーツ群を分離するまでの手順を書いてみた。普通のマウスより複雑な機構ではあるものの、たいして難しくないだろうと思い、特に検索もかけず自力で分解を開始した。
マウス・トラックボール分解手順
では早速。まずマウス底面(裏側)の黒いネジ5本を外していく。全て同じサイズなので、混ぜてしまっても問題ない。これらを抜き取ったら、次に表側へとひっくり返してマウスの左右回転部分を外してしまう。続いてマウスボタンがついた上フレームを取り外す。ボタン側先端はそのままに、手前側をそっと持ち上げる。マウスボタン先端に下フレームと連結するための爪がついている。割らないように要注意。写真くらいの位置まで持ち上げるとこの爪が外しやすくなるので、手前側に引きつつ爪が外れたのを確認しつつ、上フレームを完全に分離する。
しっかりとしたクリック感がなくなっていた左ボタンは、指でスイッチ部を直接押してみるとカチカチと右ボタンと変わらぬクリック感があった。樹脂パーツを嵌め直して改めて押してみてもクリック感は良好。バネがズレたりしてただけ?1つ余計な修復作業が不要となり、ひと安心。
次はX68K本体とマウスとをケーブルと基板を押さえている樹脂パーツを外す。ここのネジは真鍮色の1本。ネジはこれ以後出てこない。このマウス・トラックボールに使われているのは計6本のネジと言うことになる。
この小さな樹脂パーツを外しても、基板はそのネジを留めるための支柱に固定された状態となっている。これはドライバー等を基板の下に入れ、基板を持ち上げると外れてくれる。
で、この後ボールが入るドーナツ型の回転部の台座からセンサー部の2つの車輪を取れば簡単だったのだけど、写真の通り先に下フレームを分離しようと、ケーブルをその輪にくぐらせるという面倒くさい外し方をしてしまった。
これであともう少し。マウスボタンの取り外しをする。まずはトップ側の2つのボタン裏に付いたバネをば。左右とも同型。
ボタンは横向きのままだとロックされて外れない。垂直に起こしてから上に引き抜けばすんなり外れる。右ボタンから先にやる。
写真を撮り損ねたと言うか、この時点では忘れていたのだけど、左右のサイドボタンも真上に引き抜くだけで下フレームから分離できる。ただし少々キツめに嵌っているため、無理に力をかけて樹脂を折らないように注意。自分は手だけで引き抜けたけど、難しい場合は、嵌合部のボタン側の下に細身のマイナスドライバーを入れ、持ち上げてあげると良いかも。
残るはセンサー部のシャフトを外すくらい。4つ爪のある金具でシャフトの支持部と基板が固定されている。この爪をラジオペンチやピンセットで起こせばこれらの部品が分離する。
これでやりきったかなーと言う感じ。シャフトやその固定金具についたサビは紙やすりの400番で削ぎ落とし、1200番で雑に仕上げた。丁寧ピカピカにやるなら1500番、2000番くらいまで順に使って仕上げていくのだけど、まあ自分で使う物だし摩擦係数もある程度必要だし、こんなもんで良いかなと。
実際やってみて、難しい事は何もなく最後まで分解し、基板や金属パーツも綺麗にする事が出来た。この後、このマウス・トラックボールの樹脂パーツの洗浄と漂白を行ったので、次回はそれを書きたい。
ちなみに自分はグレーのX68000は所有した事がない。かつての所有機はEXPERT IIのブラックで、今持っているのはSUPERのチタンブラック。なので現状で色合わせは出来ない。しかし最近なんだかグレーも悪くないと思い始め、これが安く出ていたこともあり、うっかり「予備としてなら…」と買ってしまった次第。そのうちこのマウス・トラックボールからライトグレーな本体とキーボードが生えてくるかもしれない(笑)
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