El Capitanで起動しなくなったFireworks CS6をOnyXで解決した話

2016/03/23(水) - 15:39 | bisoh
AdobeがFireworksの開発終了を宣言して早幾年。先日OS X El Capitanにアップグレードしたらとうとう使えなくなってしまった!…と思ったのだけど、なんとか解決した、と言うお話。

FireworksとOnyXFireworksとOnyX
まず「El Capitan Fireworks」でググってみると、どうやらフォント関連が問題となっている模様。フォントを全部アンインストールするところから入ってる人もいて、なんだか大変そうだった。

自分は面倒くさがりなので「とりあえず簡単なところから行ってみよう」と言うことになり、無料のOS X総合メンテナンスツールであるOnyXを使ってフォントキャッシュをクリアー。幸運なことにこれがうまくいった。

我が家の制作環境でうまくいった手順は下記。決まり文句だけど、実行する人は自己責任でお願いします。

  1. 事前にJava 6 Runtimeの最新版をインストールしておく。
  2. Macを再起動する。
  3. 起動時に立ち上がったアプリケーションを全て終了する。
  4. OnyXを起動する。
  5. Verifyを待つ(アプリや画面は切り替えない)。
  6. 『Clearing』をクリック。
  7. 『Fonts』をクリック。
  8. 『Delete the fonts cache』で『System』『Adobe』『Microsoft』あたりの項目をチェック。
  9. Executeして待つ(アプリや画面は切り替えない)。
  10. ダイアログが出たら『Close』をクリック(再起動やシャットダウンはしない)
  11. 終わったらFireworksを起動する。
  12. 無事起動。

OnyXでフォントキャッシュをクリアーするOnyXでフォントキャッシュをクリアーする (c)Bisoh『Close』をクリック。再起動やシャットダウンはしない『Close』をクリック。再起動やシャットダウンはしない (c)Bisoh

Fireworks起動!Fireworks起動! (c)Bisoh
このEl Capitan + Fireworksの問題は、インストールしたフォント自体が引き起こしている場合もあるようなので、上記で解決しない人はちょっと大変かもしれない。

それと、この方法でも一度FireworksがクラッシュするとMacの再起動からやり直しになる。けれど、使えないよりはずっといい。

Sketch 3Sketch 3 最近は巷で評判の『Sketch 3』も使っているのだけど、過去のファイルをベースにして作業しないといけない事もあり、もうしばらくFireworksと併用していくつもり。

そのFireworksの代替として選んだSketch 3はどうかと言うと、Fireworksにない利便性を多数備えているものの、物足りない部分も多々ある。特に気になっているのがテキスト関連機能の貧弱さ。縦書き未対応、カーニングがやりづらい、長体平体をかけられない等々。

そんなわけで今はまだFireworksに及ばないため、Sketch 3は割りきって使う人にしかお勧め出来ない感じ。なんと言ってもFireworks PNGのインポート機能が付いたら最高なんだけどね。