自転車のブレーキパッド交換を簡単にする ジャグワイヤー Pad Press Plus

2014/04/19(土) - 22:17 | bisoh
自転車のブレーキパッドの交換。力技で出来るものの、いざやると結構しんどいし面倒くさい。

ちょっとお金を使って楽にしてやる!

というわけで、また工具を買った。ジャグワイヤーのPad Press Plus(パッドプレスプラス)。ブレーキパッドを押して外したりはめたり、ただそれだけのアイテム。しかし作業効率アップに絶大な威力を発揮してくれる。

Pad Press Plusと付属品。台座固定用のネジや説明書などPad Press Plusと付属品。台座固定用のネジや説明書など (c)Bisoh
ジャグワイヤー Pad Press Plusの箱ジャグワイヤー Pad Press Plusの箱 (c)Bisoh
箱はいつもはすぐ捨てるんだけど、今回は取っておいた。割とかさばるから箱に入れて保存しておくのだ。

Pad Press Plusにはキャリパーブレーキ用とVブレーキ用の溝があって、クルクルと90度単位で回転させて向きを変え、使い分ける。溝は作業位置でカチっとフィットするから、斜めに強い力が働かなければ容易にズレることはない。

ブレーキパッドを抜く時はこういう向きブレーキパッドを抜く時はこういう向き (c)Bisohブレーキパッドを装着する時の向きブレーキパッドを装着する時の向き (c)Bisoh

台座はかなりしっかりしていて重量がある。頑丈な作業台があれば固定した方が良いけれど、しっかり押さえて作業すれば、本体の重量も手伝って、さほど効率が落ちるということもない。

ブレーキパッドを外す

それで実際の作業は…と言っても説明することはほとんどなくて、溝にブレーキパッドをはめ込んだら、黄色い取手を持ってゆっくりと押していくだけ。ちなみに交換したのはカンパニョーロ・アテナで、新しいパッドはSWISS STOPのRACE PRO GREEN。

気をつける点は、ネジの横から押し子を当てるので、写真のようにボルトをはめた状態で作業すること。何もつけないとネジの溝を痛める。

押し子がネジの溝を痛めないように、こんな風にボルトを付けておく押し子がネジの溝を痛めないように、こんな風にボルトを付けておく (c)Bisoh
手で慎重にギューっと押していく(実際は右手でブレーキパッドを押さえながらやっている)手で慎重にギューっと押していく(実際は右手でブレーキパッドを押さえながらやっている) (c)Bisoh押し切るとここまで来る。あとは手で外せる押し切るとここまで来る。あとは手で外せる (c)Bisoh

やあ、簡単。道具1つでこんなに作業効率が変わるものかと言う感動がある。

ブレーキパッドの装着

続いて新しいブレーキパッドの装着へ。パッドの溝を境にしてバキっと折れる可能性があるから、圧力をかけすぎないよう気をつけながら作業した。

このSWISS STOPのブレーキパッドは、カンパ純正より少し柔らかいせいもあってか、最後のひと押しでパッドが入りきらなかった。仕方ないので、鉄の板を斜めに入れてパッド部分だけ先行して押し込まれるようにしたら上手くいった。おかげでちょっとPad Press Plusの溝のフチが傷んでしまったのが悲しい。

パッド装着時はこうなる。やはりボルトははめておくべし。パッド装着時はこうなる。やはりボルトははめておくべし。 (c)Bisohパッドが折れないよう、慎重に少しずつ押していくパッドが折れないよう、慎重に少しずつ押していく (c)Bisoh

最後わずかにおさまらないので鉄の板を挟んでパッド部分だけ押し切った最後わずかにおさまらないので鉄の板を挟んでパッド部分だけ押し切った (c)Bisoh実際はこんな感じで押さえながらゆっくり進めている。片手はまずい実際はこんな感じで押さえながらゆっくり進めている。片手はまずい (c)Bisoh

これだけで終わり。今までなんとなく苦労して行っていたブレーキパッド交換が楽に出来たのは本当に良かった。無駄な時間がかからないし、手が痛くなるようなことも皆無。

Pad Press Plusの価格は6000〜7000円くらいとやはり専用工具らしい価格。ただし1回使えば終わりというものではなく、何度も使える。今後はブレーキパッド代だけで、工賃や苦労が不要と考えれば安いかな。