Bluetoothヘッドフォン Creative WP-450の使い心地レビュー

2014/04/09(水) - 16:56 | bisoh
自分のヘッドフォン、昨年買ったゼンハイザーのCX-300IIが今でもメインなのだけど、掃除する時や、自転車いじりしてる時はやはりケーブルが邪魔。ワイヤレスも欲しいなと思ってCreative WP-450なるBlutoothヘッドフォンを買った。すでに2ヶ月ほど使用。購入当初を振り返りつつレビュー。

Creative WP-450と同梱品。ポーチ、USBケーブル、説明書Creative WP-450と同梱品。ポーチ、USBケーブル、説明書 (c)Bisoh
Creative WP-450のパッケージCreative WP-450のパッケージ (c)BisohノートPCとかタブレットとか、いろいろ使えるよの図ノートPCとかタブレットとか、いろいろ使えるよの図 (c)Bisoh

パッケージを開けると、本体とともにポーチとUSBケーブルと説明書が出て来る。説明書は日本語ページもあるから、基本的な操作で困ることはないと思う。

WP-450本体は割と小振り。バンドが伸ばせるから調整は出来る。折り畳めて、持ち運びの時コンパクトになるのは良いところ。操作ボタンは凹凸がしっかりあり、押した時のクリック感もあってわかりやすい。

Creative WP-450。右側に操作系が固まってるCreative WP-450。右側に操作系が固まってる (c)Bisoh
左側は充電用のUSBポートがあるのみ左側は充電用のUSBポートがあるのみ (c)Bisoh折り畳んだところ折り畳んだところ (c)Bisoh

iPhone 5(左)とiPhone 4と並べてみたところiPhone 5(左)とiPhone 4と並べてみたところ (c)Bisohバンドを最大まで伸ばしたところバンドを最大まで伸ばしたところ (c)Bisoh

充電とペアリング

ボタンの機能はほぼ見たまんま。説明が必要なのはマルチファンクションボタンくらい。受話器マークのマルチファンクションボタンは、電源のON/OFFや、PC/スマホとの同期(ペアリング)にも使うため、長押し、ちょい押しなどで動作が変わる。

右側面に再生/停止ボタン、電源兼用の通話ボタン、後ろ側にはスキップボタンと音量ボタンが並ぶ右側面に再生/停止ボタン、電源兼用の通話ボタン、後ろ側にはスキップボタンと音量ボタンが並ぶ (c)Bisoh左側の充電用USBポート。フタは樹脂製、端子形状はmicro-B左側の充電用USBポート。フタは樹脂製、端子形状はmicro-B (c)Bisoh

充電は、PCのUSBポートに付属のケーブルで繋げば自動的に始まる。充電中も音楽を聴いたり通話することが可能。充電ステータスを表すLEDは小さいけれど、頻繁に見るものではないので、個人的にはこれくらいが鬱陶しくなくて良い。

バッテリーの保ち具合は公称で再生8時間、通話9時間。1日で延べ5〜6時間は使えており、あながち間違いではなさそう。自分の場合は1日1回寝る前に充電しているだけで1日分の使用時間はカバーしている。バッテリーは空っぽの状態から1時間少々で満充電になる。これも公称値通り。結構速い。

充電を開始するとパッド近くの小さいLEDが赤く光る充電を開始するとパッド近くの小さいLEDが赤く光る (c)Bisoh充電完了するとLEDは緑に充電完了するとLEDは緑に (c)Bisoh

次にペアリング。iPhoneとのペアリングは、

→ WP-450のマルチファンクションボタンを電源OFFの状態から5秒以上押す
→ボタンの上のLEDが青く速い間隔でチカチカ点滅していることを確認
→ iPhoneの「設定」を起動し「Bluetooth」を選択
→ 「Creative WP-450」が表示されたら、その項目をタップ

で完了。他の機器なら「iPhone」の部分をその名称に置き換えればなんとなくわかる、かな。

マルチファンクションボタンを5秒以上長押しすると、その上のLEDが速い間隔で青く点滅するマルチファンクションボタンを5秒以上長押しすると、その上のLEDが速い間隔で青く点滅する (c)Bisoh設定→Bluetoothの画面でCreative WP-450を選ぶとペアリングが完了する設定→Bluetoothの画面でCreative WP-450を選ぶとペアリングが完了する (c)Bisoh

ちなみに、複数機器持っていて別の機器へ接続する場合は、これまで繋げていた機器との接続を一度切ってからでないと、自動的に元の機器へ繋ぎに行ってしまうので注意。

あと、スリープ状態から起こすためにマルチファンクションボタンや再生ボタンを押すと、自動的に音楽を再生し始める。音楽を途中で止めた場合は便利なのだけど、困るのはiTunesを起動していない場合。勝手に起動してライブラリーの最初から再生し始めるため、余計なお世話感が出る。最初のアクションでスリープ復帰、再生は任意、で良かったかなと。

使い勝手/使い心地

パッドは小さく、耳を挟む形になって、慣れないと少し痛いパッドは小さく、耳を挟む形になって、慣れないと少し痛い (c)Bisohまず、なんと言ってもイヤーパッドが小さいため、耳への圧力がやや大きめ。両耳を直接イヤーパッドで挟み込む形になるので、始めのうちはちょっと痛い。おっさんの横っ面写真で申し訳ないんだけど、右のような感じ。

加えてバンドにクッションがなく硬質なため、当初は頭頂部とバンドの接点が少し痛んだ。これはバンドの長さを調整したり前後の位置を変えたりして、わずかにバンドが浮くようなポイントを見つけたらそうでもなくなった。

作業に集中しているとあまり気にならないんだけど、それでも2時間くらいで限界がくる。元々ヘッドフォンなんて長時間使ったら耳に悪い、と思えばまあこんなものかもしれない。休みを入れながら使っている。

音はクリアーで良い感じ。音源によってはイコライザーでわずかに調整するくらいで、どのジャンルでもちゃんと聴けている。耳にしっかり被せた状態であれば、音漏れはないと思う。外界の音がそこそこ聞き取れる音量で聞く分には問題ないレベル。手元にデバイスを置いていれば音切れは滅多にない。

あと、ワイヤレスの特性で仕方ない面として、音の伝送遅延がわずかにある。動画を視聴していると映像より音が少し遅れているのがわかる。よって音楽や動画の編集などには使えない。

その他の作業をしつつ音楽を流してるだけの時は重宝している。通話機能もあるけれど、自分はそうした使い方はしないので、リスニング専用デバイスと言ったところ。

この項の最初に挙げた通り、物理的なストレスが少々あるので、もっと予算がある人は、イヤーパッドが大きく、優しく耳の周りを覆うタイプの製品を買った方が良いと思う。1万円以下で、ケーブルの煩わしさから開放されたい!と言うことで選ぶなら、選択肢に入れて良い製品。

まあまあまあまあ (c)Bisoh
続きで下位機種WP-350との比較を書いたので、よかったら下のリンクから見てくださいな。